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定期的に任天堂は孫お保有する特許権の侵害を理由に他社を提訴する。そこにはいまだに特許権を尊重しないゲーム業界の暗闇があるようだ。
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任天堂と株式会社ポケモンはパルワールドを提供する、ポケットペア社に対して特許権侵害のため提訴した。
この訴訟は、被告が開発・販売するゲーム「Palworld / パルワールド」が複数の特許権を侵害しているとして、侵害行為の差止及び損害賠償を求めるものです。
自分はパルワールドを知らないので、具体的にどの場面の操作が似ているのかわからないが、ネットの情報ではボールで敵を捕らえるところなのだそうだ。
任天堂はデザインがちょっと似ているくらいなら指摘をすることもないのだが、あまりにも似ているものや特許や著作権の侵害には裁判を起こして徹底的に相手に誤らせる。
過去にもこんな事例があった。
3年前だが、コロプラの特許侵害に対して提訴し、特許使用料を含む和解金を取っている。
こちらはUSでの海賊ソフトを提供していたサイトへの裁判だが、著作権侵害で171万ドル、商標権侵害で40万ドルを得ている。当時の為替レートで2億3,000万円。
一方で海賊版サイトを運営していた主催者の得たお金は400万円程度であり、侵害したら再起できないような賠償金を課している。
これは4年弱前だが、当時公道をマリオカートのような自動車で、マリオに登場するキャラクターの格好で走る業者があった。社名に「マリカー」を名乗り、公道でレースを挿せていたようだ。
任天堂とポケモンの訴訟に対して、ポケットペアは声明を出している。
赤枠のあたりが重要だ。引用する。
当社は東京を拠点とする小規模なインディーゲーム開発会社です。
私たちの目標は常に楽しいゲームを作り続けることです。この目標は今後も変わらず、多くのゲーマーの皆様に喜びを提供するために、ゲーム開発を続けます。
ポケットペア社はソニーの音楽会社などとライセンス事業を進めるための会社を設立している。こういうところが任天堂の逆鱗に触れたのだろう。
ポケットペア社は任天堂の特許を侵害したゲームを世界展開しようとしていた。このため任天堂から特許侵害を指摘された。
これに対する返答の声明として、「小さい会社だから許して」は通用しない。
ポケットペアの創業者は仮想通貨のコインチェックの創業者でもあるようだ。経験がある創業者でも任天堂の特許に対する執念は読み誤ったのか。
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