【レトロ】懐かしいもの発掘　一太郎

最近部屋の整理をして発掘されたものを紹介する。今回は一世を風靡した一太郎。
ソフトウェアのまとめはこちら。

  

一太郎とは

かつて日本を席巻したNECのPC98。その標準的に使われたソフトウェアが、ジャストシステムの一太郎だ。
一太郎？と思う人も今は多いだろう。ワープロソフトではそれこそシェアは90%くらいいったんじゃないのかな。

一太郎の最強の強みは、ジャストシステムが開発した日本語変換システムのATOKだ。
最近のWindows標準の変換ソフトはましにはなったが、Windows95の頃はとてもじゃないけど使えたものではなかった。
だから買っていたんだよな。一太郎を。

その後の一太郎はどんどん下り坂を滑り落ちていく。
マイクロソフトはWORDとExcelをPCに安くバンドルして、販売した。この結果、余計に買わなければならない一太郎のシェアは落ち、逆にWORDはどんどん使う人が増えた。
そして今や、一太郎を知る人も減り（まだ開発されて販売されていると思うが）、ATOKのほうも最近のクラウドの活用で変換効率が上がったので標準のものでもまあまあ使えるようになった。

外箱

買っていたのは一太郎6～11のあたり。

中に入っているのはCD-ROM。まだDVDが広がってなかった時期だ。これは６～９。

それから、11。

添付

ワープロソフトなのに、いろいろなソフトウェアが添付されている。

これは当時ジャストシステムが提供していた、JustNet。インタネットプロバイダをやっていた。Windows95が出たころはまだパソコン通信が主流で、インタネットはこれからというところ。
ただインフラができてなくて、今のように光ケーブルはなく、ADSLの技術もなし。あるのは電話線を直結して使う、アナログモデムだ。
これってせいぜい56kbpsしかないので、今のスマホで速度制限がかかった時よりも遅い。まあ、画像が載っているWEBページを開こうものなら、徐々に、徐々に表示されていく様子を楽しめたものだ。なにもかもゆっくりしていたねぇ。
それからホームページビルダーもついていた。IBMが作っていたが、上述のJustNetに絡んで、ホームページを作ってほしかったのだろう。
一太郎でホームページを作れたかどうかは覚えてない。このころHTMLを勉強したっけ。

インタネット上のディスク50MBを使えると売り文句の冊子。今でいうところのクラウドストレージかな。