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2020年3月6日更新
先日終わったComputex Taipeiの時期にPCIの次の規格が発表された。
PC、周辺機器に関するニュースのまとめはこちら。
AMDから新しいRyzenに、新しい規格であるPCI/e 4.0を採用したと発表があった。
現行の3.0では片方向8GT/sであるが、これを4.0では倍にしている。
5.0ではさらに倍、32GT/sになる。
もちろん下位互換性をもつ。
これによるメリットは、まずはSSDだ。
帯域が64GB/sになることで、現状3GB/s程度の速度をさらに速くできる。
読み書きをNANDチップの並列化で(RAID0みたいなものだろう)まだまだ速められるし、
キャッシュとしてDRAMを載せる量を増やせば、これも速度に貢献する。
SSD側は速度向上の施策がまだまだあるのに、バスの制限で上げられないのだ。
多分、この規格はSSDのためなのだろう。
あと一つはGPUだろう。
SSDほどではないが、GPU側の能力向上の割にバスのスピードがボトルネックになりつつある。
リアルタイムレイトレーシングの規格もでき、どんどんグラフィックに対する要求は高まっている。
いずれバスの速度がボトルネックになる。
4.0の規格策定が17年10月で、製品が出たのがこの5月。およそ1年半で製品が出ている。
およそ3年弱で主流になるのではないか。
と考えると2022年ころを見据えた規格である。
そのころにはSSDは10TBくらいが主流になっているのかもしれない。
HDDはニッチな領域のみに使われていると想像する。
今とは全く違った世界になっている。PCの世界の変化は速い。
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