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インテルデスクトップ向け第11世代Coreプロセッサ Rocket Lake-Sの発表

 

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インテルデスクトップ向け第11世代Coreプロセッサ Rocket Lake-Sの発表

インテルの最近のCPUはややこしい。同じ世代でもコードネームが
入り乱れている。ノートPC用の第11世代のTigerLakeに対して
デスクトップPC用はRocket Lake-Sというそうだ。その詳細が発表された。

PC、周辺機器についてのまとめはこちら。

最近のインテルCPUのリリース状況

今の時期に詳細を発表するというのは、年末商戦にはもう間に合わないけどAMDに対する
けん制の意味があるのだろう。AMDからはZEN3アーキテクチャの新Ryzenが6日から発売されている。

インテルの近年のCPUについての計画は結構破綻している。予定通りに微細化が進まないし、
性能も思った通り上がらない。しかしライバルのAMDは着実に進めている。
焦りもあるだろうし、いくつかの部署間の競争もあるだろう。それが同じ世代なのにコードネームが
入り乱れている奇妙な状態を作り出している。

かつては、デスクトップPC用のCPUをベースにノートPC用を作っていただろう。
したがってアーキテクチャは同じであり、異なるのは性能、電力程度だった。
しかし最近では電力消費を進めていくのにデスクトップPCと同じアーキテクチャでは難しいことが
多くなり、また、性能面でもメニィコアの時代になってからは単にコア数スレッド数の違いだけでは
語れなくなってきている。同じ動作クロック、コア数、スレッド数でも他の要因で性能に差が出ている。
(多くは熱対策、省電力なのだろうが)
こうした状況になって、インテルのCPUは最近では同じ世代でも異なるコードネームが
入り乱れるようになった。第8世代頃からだったかな。
今回の第11世代でもノートPCはTiger Lake、デスクトップPCはRocket Lake-Sというすみわけに
なっている。分かりにくいこと、この上ない。

Rocket Lake-Sの概要

インテルが発表した情報によれば、デスクトップ用第11世代のRocket Lake-Sは2021年第1四半期に
でてくる。

インテルRocket Lake-S

インテルRocket Lake-S

出典:インテルWEBサイト

この世代の特徴は下記のものだ。

  • アーキテクチャ
    長年続いたSkylakeから始まるアーキテクチャが終わり、Cypass Coveという新しいアーキテクチャが採用される。
  • メモリ
    DDR4-3200対応
  • VNNI対応
    ディープラーニング対応
  • GPU
    XeGraphicsベースに改良 HDMI2.0b対応
  • PCI/e4.0の採用
    20レーンを用意
  • USB3.2 Gen 2×2の採用
  • 500シリーズチップセット

Rocket Lake-Sの登場で何が変わるか

AMDのRyzen5xxxシリーズの登場は性能向上を自作ユーザに夢見させてくれている。しかも大幅な
価格向上なしで、だ。PCI/e4.0もインテルに先んじて提供し、速いストレージが欲しい人は他に
選択肢がない状況だった。

インテルはあとから追いつこうとしていることが最近多いが、ではAMDと比べてどんな価値をユーザに
もたらしてくれるのだろうか。安心感?性能?

Rocket Lake-Sが発売されて、アーリアダプタ(人柱ともいう)が購入して一定の評価がでたら
再考したい。現在の見えている情報だけでは、AMDより高いであろうCPUを買う理由が見当たらない。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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