スポンサーリンク
出る出ると事前にリークされていたGoogleのPixel 5aとPixel 4a(5G)。
果たしてどういう仕様だったかを発表資料から考察する。
スマートフォンのまとめはこちら。
事前のリーク情報通りにPixel5とPixel4a 5Gが発表された。
出典:Google Store 以下同じ
最近のGoogleのリーク情報はGoogle自身が流しているらしく、ほぼ信用できるらしい。
今回も事前のリーク情報のほぼその通りに発表されている。
日本時間10月1日未明に発表されたGoogleの新端末2機種は予想通りPixel 5とPixel 4a 5Gだった。
Pixel5はGoogleの端末が年1回更新する際につけられるナンバーから、2020年モデルといえる。
だいたい、Pixel4aなど廉価版は春先に出て、年度モデルは秋に出ている。
Pixel5の特徴は5G対応、メモリが8GBで多めであること。
そして今までと異なり、「a」が付かない、すなわち廉価版ではない機種なのにSoCがSnapdragon 8xxの
ハイエンド版を使っていないことだ。
Pixel 4aを5G対応にするだけだろうと思っていたのだが、どうやらそうではなかった。
詳しくは下記の対比表を見てほしいが、画面サイズ、バッテリ容量などは異なる。
Pixel4a 5Gは名前と異なり、Pixel 5の下位モデルと考えるべきだろう。
Pixel5, Pixel4a 5G,Pixel 4aを比較する。
機種名 | Pixel 5 | Pixel 4a 5G | Pixel 4a |
---|---|---|---|
価格 | 74,800円 | 60,500円 | 42,900円 |
OS | Android 11 | Android 10 | |
SoC | Snapdragon 765G | Snapdragon 730G | |
メモリ/ストレージ | 8GB/ 128GB | 6GB/ 128GB | |
ディスプレイ | 6.0インチ 1,080 x 2,340 有機EL | 6.2インチ 1,080 x 2,340 有機EL | 5.8インチ 1,080 x 2,340 有機EL |
カメラ性能 | リア:12.2MP (f/1.7) + 超広角16MP(f/2.2) フロント:8MP(f/2.0) |
リア:12.2MP (f/1.7) フロント:8MP(f/2.0) |
|
バッテリ容量 | 4,080 mAh | 3,885 mAh | 3,140 mAh |
サイズ、重量 | 70.4mm x 144.7mm x 8.0mm 151g | 74.0mm x 153.9mm x 8.2mm 168g | 69.4mm x 144mm x 8.2mm 143g |
5G対応がキーワードと考えているが、Pixel 4a 5Gの扱いが興味深い。
Pixel 4aと書いていながら、4G対応のPixel 4aとは何も共通点がない。
なぜこの機種をPixel 4aのバリエーションとしたのだろうか?
Pixel 5と4a 5Gを比較すると、5のほうが小型、軽量である。
Pixel 4aを5G対応に改良したものがPixel 4a 5Gであり、それをさらに改良したものがPixel 5Gと考えればよいだろうか。
従来はハイエンドSoCを採用して、かなり高額だった「a」がないシリーズにもSoCにSnapdragon 700x番台のものを
登載している。つまりPixelはハイエンドではなくミッドレンジで生きていくと宣言していると思われる。
ここから考えられるのは、世界的に高額なハイエンドは売れ行きが行き詰っており、今後はミッドレンジに力を入れる
ベンダが増えるであろうことと、Googleでさえもその流れには逆らえず、一定の売り上げを求めるのであれば
ハイエンドに固執できない状況という事だろう。
Pixel 5もPixel 4a 5Gも同じSoCだ。性能に差はなく、違いは画面サイズなどだ。
こうなるとユーザの選択は安いほうに向かうだろう。
日本では高額な通信料に基づく端末の割引制度がなくなって1年になる。この制度が禁止になった以上は
ハイエンドを売る原動力はMNOにはない。今後も10万円を超える端末よりは高くても7~8万円の機種が増えていくものと思う。
SIMフリーモデルはGoogle Storeから発売される。
キャリアからはauとソフトバンクから。
購入する先で価格は異なるので注意。
Pixelはいまなら夜景撮影を目的にしていいだろう。ほしい1台である。
PR