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CentOSの後継の一つ、Rocky Linuxが次のバージョンである10.1を正式提供、GAしたと公表されている。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。
Rocky Linuxはパブリックベータを出さないので、今回もいきなりGAされた。
Alma Linuxは一足早く10.1をリリースしている。
本家RHELでは半年ごとのマイナーバージョンのアップデートが続いている。
下記のようにRocky Linuxがアナウンスしている。
同じCentOS互換で始まったものだが、最近のAlma Linuxは独自路線に走りつつある。一方でRocky LinuxはRHEL互換を貫いているようだ。
例えば、サポートするアーキテクチャだが、
Almaにはない、RISC CPU対応がある一方で、Almaがサポートするx86-64-v2はない。本家RHELが対応しないからだろう。
v2がないということは、32ビットアーキテクチャは完全に使えなくなったと意味するようだ。最近は32ビットCPUを使う人も少ないだろうから実際には問題ないと思うが、Alma がサポートしたということからどこかで根強い需要があるのだろう。
基本的にAlma Linuxと同じなので省略。
10.0 リリースノートはこちら。
sudo dnf -y upgradeにより更新できる。一般的にはインターネットにつながって淹れがこれだけでOKで、ISOメディアをマウントする場合はrepoを編集すればできるだろう。
ただしRocky Linux8/9からの更新はサポートしていないので、新規インストールすべき。
Alma Linux 10.xを使っていてRocky Linuxに乗り換えたい場合は、migrate2rockyコマンドでできるそうだ。試していないので評価はできないが、困っている人には朗報だろう。
RISC-V カーネル 6.12.0-124.8.1にて問題が発見され、RISC-Vユーザは更新しないようにと書かれている。詳細はリリースノートを参照。
Alma Linuxと異なり、Rocky Linuxは本家RHELとソースコード互換を維持しているといわれている。ALma Linuxができないことをどう実現しているのか自分は理解できていないが、バグを含めて100%がいいというのであればRocky Linuxを選択するとよいだろう。
ダウンロードはこちらから。
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