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振り込め詐欺をはじめ、世の中にはたくさんの詐欺がある。
海外を拠点に電話をかけまくって詐欺に巻き込む集団が検挙される、といったニュースも聞く。
そんな中で驚愕の事件が起きた。ソフトバンクの本社内で詐欺が行われれていたという。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
事件についてテレビのニュースで見聞きしたことやNHKのサイトの情報をまとめる。
在職中なので、当然だが本物の名刺を持ち、本物の肩書を持った人が本社の会議室で待っており、そこでもっともらしい事業計画書を用意していたようだ。
この詐欺で12億円をだましとっており、それが発覚したのか元部長は昨年10月に懲戒解雇になっているという。
在職中にこういう詐欺だけでなく不正を働く社員はたまにいて、ニュースになる。実際には表沙汰にならないケースも多いと思う。一定数はいるものだが、こんな巨額の詐欺を行うなんて話は聞いたことがない。
巨額といえば最近は聞かなくなったが、銀行での横領だろうか。特定の社員に権限が集中することで、不正が隠蔽されてしまうというケースだ。
今回はどうだろう。末端の社員ではなく部長がやっていたということなので、かなり問題である。
名前の知れた会社の部長の肩書を持つ人が提示してきた資料を詐欺と考えることができる人はどのくらいいるだろう。うまい話はあるはずがない、と冷静に判断できる人でなければ、罠に引っかかったであろう。
本件、ソフトバンクという言う会社に何ら落ち度はないと思うが、詐欺を働くような人物を部長にしていたという、人材登用に問題があったように思える。
急成長する会社では人材が不足気味だ。どうしてもスキル、人格の点で足りないと思える人を登用するしかない場合もあるだろう。
再発防止策を考えることは難しいが、そもそも他の会社で発生するのか、と思ったりもする。
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