【Scansnap】自炊用スキャナ　ScanSnap S1500の活用(8)　ローラー交換をやってみた(2)

 

自炊用のスキャナ、S1500を使うようになっても12年以上かな。雑誌を買うことも少なくなったが、定期的に整理のために分解してスキャナで取り込み捨てている。
連休中にちょっとたまったものを片付けようと思ったら、あれ、動かないじゃないか！！調べたらローラーがべたべたになって正常に紙送りできなくなっている。
そしていよいよ意を決して、ローラー交換をやってみた。のべ10時間くらいかかったが動作している。今回は内部ローラーの交換まで。

自炊用スキャナのまとめはこちら。

     

前回の修理内容

前回の記事はこちら。

前回は外側のカバーを外して、いよいよローラー交換を開始するところまでだった。販売元の提供する動画や先人のブログ記事を参考にした。

注意事項

• 機械いじりに慣れていない人はやめた方がいい
• 不器用と自覚がある人もやめた方がいい
• 作業終了までに十分な作業スペース(1m四方くらい）を占有的に用意できない人もあきらめましょう

不安がある人は、新品を買おう。

準備するもの

• 交換用のローラー（前回手配済み）
• 普通の大きさの＋－ドライバ
• マイナスの精密ドライバ
• ラジオペンチ

交換用ローラーは以下のものを使っている

参考動画、サイト

• 交換ローラー販売元の動画
  上のamazonボタンから商品ページに行くと写真のほかに動画がある。ほとんどはこの動画でわかるのだが、いくつかのシーンがカットされていてどうやるの？？？となった
  その時は下のブログを参考にしている
• じいじの菜園とDIY

2つ併せても完ぺきではなかったし、おそらく当ブログの情報も完ぺきではない。自分で試行錯誤する必要があることは忘れてはいけない。

５　カバーを外す

写真が75枚もあるので、動画も参考にしてください。（前回と同じ動画）

本体を覆うカバーをマイナスドライバでこじ開ける。これで外れて、中の基板やローラーにやっと触ることができる。

左側面の歯車が見えるようになった。

奥の白いローラーを抜くと参考にした記事にはあったが、固くて抜けない。動画のやり方で進めることとした。

６　前面ローラーを外す　

ローラーは両端に留め具があり、回転させて抜けるようになる。この写真は左側。
こちらは右側。

左右の留め具と、左側面の歯車でがっちりと固めている。留め具を外しても、歯車が邪魔してローラーは抜けない。歯車はラッチがあって、ローラー棒にがっちりと食い込んでいる。
ただし歯車の軸周りを押すことでラッチが外れてするっとローラー棒を抜くことができる。

歯車の矢印のあたりを中に押すことでラッチが外れる。棒の矢印のあたりのくぼみに食い込んでいるものが、押し込むことで外れるのだ。
従い、ラッチの方を精密ドライバで押し込みつつ、歯車をマイナスドライバで外すといい。

【注意】この写真の右の棒は前面用ではなかった、理由はあとでわかる。

ここまででやったことを逆順にしていけば前面ローラーだけ交換作業が終わる。

７　内部ローラーの交換まで

こんな分解を２回もやりたくないので、内部ローラーも好感してしまおう。

先ほど引き出した基板につながっているすべてのコネクタを外す。手では難しいので、ラジオペンチで抜いた。

コネクタにはサインペンなどで印をつけてるようだ。コネクタの差し込む側、差し込まれる側で同じ形のものもあるが、このマーカーが合うものがペアなので後で戻す。

さて、分解を進めよう。ねじを外す。

右にあるようにベルトが緩んでいる。歯車を１つ外したので自然と緩んだ。
このベルトも劣化していないか心配だったが、今のところは大丈夫みたい。

内部ローラーを外すためには基板の入っていた金属のケースも外す必要がある。ねじを外す。

このようにスキャナ内部が良く見えるようになった。

次は基板上にある部品を外す。はめてあるだけなので、いつものようにマイナスドライバで外す。

こんな風に外れる。まだ内部ローラーは見えていない。

中央に見える小さい基板を外す。ねじ２本で止まっているだけ。上に見えるものはさっき外した前面ローラー。

基板を外したところ。金属のケースも外す。

内部ローラーを保護している、基板後ろのカバーを外す。矢印のあたりをマイナスドライバで持ち上げると外れる。

やっと内部ローラーにたどり着いた。やはり色が劣化したものになっているな。

８　内部ローラーの交換

やっと交換できる。前面ローラーと同じ仕組みでがっちり取り付けられている。つまり留め具２つと歯車のラッチだ。

こちらは右側の留め具。仕組みも同じだ。マイナスドライバで矢印の先あたりを上に上がるように回す。でも左側の留め具が見つからない。あれ？

内部ローラーは前面ローラーと同じく、歯車のラッチを外すことで簡単に外れる。対象の歯車は大きな白い歯車の下の黒の歯車だ。

というわけで、先に歯車を外すと、その奥に左の留め具があった。内部ローラーは外側に左側の留め具があるのか！！

何とか外せた。

【注意】この写真の下の棒は内部用ではなかった、理由はこのあとでわかる。

さて、新しい棒を入れて留め具を止めよう。問題なくできた。
やってきた手順を逆順にして戻していく。

前面ローラーを戻すところまで戻った、ここで新しいローラー棒を入れるが、なぜか留め具が入らない。ぴったりの長さなので入っていたものが入らないことはないはず。

具体的には留め具をくるっと回す位置が合わないのだ。

右側も同じ。はまらない。

続く。