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毎年恒例のクアルコムの技術セミナーにて、新たなSoCが発表された。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。
昨年のGen1に続いて、Gen2が発表された。
Gen1の記事はこちら。
Snapdragon 8 Gen2はスマホ、タブレット用のARMベースのSoCで、ハイエンドに位置する。
おそらく各社のハイエンドスマホが続々と採用するだろう。
では、その特徴を見ていこう。
Gen1から強化された点は以下の通り。
筆頭に出てきたのがAI性能。5年くらい前はAIといえばクラウド側で処理をする必要があったが、ここ数年はスマホのSoCにAI処理専用のプロセッサを搭載することが流行っている。Googleの自製SoCであるTENSORも同様の機能を有している。
Snapdragon 8 Gen2ではHexagonプロセッサを搭載し、以前の4.35倍の速度で処理できる。またワット当たりの性能を60%向上し、省電力に貢献している。
Adreno GPUにより、グラフィックのレンダリングが25%向上している。またハードウェアによるリアルタイムレイトレーシングが搭載され、リアルな場面を表現できる。
Spectraチップにより18ビットの3つ同時の撮影が可能。常にAIエンジンに撮影データを送り込むことができ、2億画素の撮影ができる。
Kyro CPUは35%の性能向上、40%の省電力を達成している。3.2GHzまでクロックを上げて、さらに1つの省電力コアをパフォーマンスコアに変更したことが貢献している。
X70 5G モデムチップにより、性能、遅延、に対して威力を発揮する。
FastConnect 7800 モバイル接続システムによりWiFi7に対応。日本はまだまだという感じであるが、海外は一気にWiFi7に進んでいる。
VRクラスの低遅延を提供し、5.8Gbpsに到達する。いよいよフレッツ光10Gbpsを超える日がやってくる。
プレスリリースでは触れられていないが、2023年前半には出てくるだろう。
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