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毎年恒例のクアルコムの技術セミナーにて、新たなSoCが発表された。Snapdragon 8 Gen3だ。
早速シャオミのXiaomi14に搭載と発表されている。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。
昨年のGen2に続いて、Gen3が発表された。
Gen2の記事はこちら。
Snapdragon 8 Gen3はスマホ、タブレット用のARMベースのSoCで、ハイエンドに位置する。
おそらく各社のハイエンドスマホが続々と採用するだろう。早速シャオミのXiaomi14に搭載が発表されている。
では、その特徴を見ていこう。
Gen2から強化された点は以下の通り。
まずはこれだ。スマホで生成AIを使えるように、初めてスマホ上に最大100億のパラメータを持つことができる。Chat GPTのモデルであるGPT-3.5では1750億といわれている。Chat GPTには及ばないが、特定用途では活用できそうだ。
今まではクラウドにアクセスして、クラウドでAI処理を行うモデルであったが、通信の遅延が問題になってきた。プライバシの問題もある。
このためオンデバイスで処理できることが要望されつつある。PCにも同様の機能が付く日は近いだろう。
Spectraチップにより18ビットの36MPの写真を3つ同時に撮影が可能。2つ同時なら64+36MPとなっている。1つなら2億画素だ。
AIが支援する自動露出、オートフォーカス、顔検出機能もある。ボケエンジンも搭載。
ビデオ撮影は8Kなら30fps、4Kなら120fpsが可能。
最大4K解像度を60Hzで表示できる。QHD+なら144Hzだ。
色深度は10ビットで、HDR10,HDR10+をサポオートする。
動画再生では、8K解像度を60Hzで表示できる。Dolby Vision、HDR10+に対応。
生成AI機能を搭載させた、次世代のSoCといえるSnapdragon 8 Gen3。
ユーザの要求が高度化する昨今では、この機能の実装は求められてきたものだ。
いずれ生成AI機能がすべてのSoCラインナップに搭載されるのだろう。それまではまだ数年かかると思うが、まずはこの生成AI機能を使ったアプリが出てくることが楽しみだ。
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