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【SoC】クアルコムからスマホ用の新たなSoCが発表 Snapdragon 8 Gen3

 

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【SoC】クアルコムからスマホ用の新たなSoCが発表 Snapdragon 8 Gen3

毎年恒例のクアルコムの技術セミナーにて、新たなSoCが発表された。Snapdragon 8 Gen3だ。
早速シャオミXiaomi14に搭載と発表されている。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。

Snapdragon 8 Gen3の発表

昨年のGen2に続いて、Gen3が発表された。
Gen2の記事はこちら。

Snapdragon 8 Gen3はスマホ、タブレット用のARMベースのSoCで、ハイエンドに位置する。
おそらく各社のハイエンドスマホが続々と採用するだろう。早速シャオミXiaomi14に搭載が発表されている。

Snapdragon 8 Gen3

Snapdragon 8 Gen3 出典:クアルコム

では、その特徴を見ていこう。

Snapdragon 8 Gen3の特徴

Gen2から強化された点は以下の通り。

Snapdragon 8 Gen3

Snapdragon 8 Gen3

  • 生成AIを考えて設計。最大100億のパラメータを持つ生成 AI モデルをデバイス上でサポート
  • CPUパフォーマンスが30% 向上し、電力効率が20% 向上
  • グラフィックスレンダリングが25% 高速化され、GPUの電力効率が25% 向上
  • 240FPSの表示、Unreal Engine 5.2 サポート。40% 向上したハードウェア・アクセラレーション・レイトレーシング

生成AI機能

まずはこれだ。スマホで生成AIを使えるように、初めてスマホ上に最大100億のパラメータを持つことができる。Chat GPTのモデルであるGPT-3.5では1750億といわれている。Chat GPTには及ばないが、特定用途では活用できそうだ。
今まではクラウドにアクセスして、クラウドでAI処理を行うモデルであったが、通信の遅延が問題になってきた。プライバシの問題もある。
このためオンデバイスで処理できることが要望されつつある。PCにも同様の機能が付く日は近いだろう。

カメラ性能の強化

Spectraチップにより18ビットの36MPの写真を3つ同時に撮影が可能。2つ同時なら64+36MPとなっている。1つなら2億画素だ。
AIが支援する自動露出、オートフォーカス、顔検出機能もある。ボケエンジンも搭載。
ビデオ撮影は8Kなら30fps、4Kなら120fpsが可能。

画像表示

最大4K解像度を60Hzで表示できる。QHD+なら144Hzだ。
色深度は10ビットで、HDR10,HDR10+をサポオートする。
動画再生では、8K解像度を60Hzで表示できる。Dolby Vision、HDR10+に対応。

まとめ

生成AI機能を搭載させた、次世代のSoCといえるSnapdragon 8 Gen3。
ユーザの要求が高度化する昨今では、この機能の実装は求められてきたものだ。
いずれ生成AI機能がすべてのSoCラインナップに搭載されるのだろう。それまではまだ数年かかると思うが、まずはこの生成AI機能を使ったアプリが出てくることが楽しみだ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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