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Twitterが突如3rd Party製アプリの利用禁止とした。
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正式発表前に突然使えなくなるなどで前兆が見えていたようだが、1月19日に発表している。
Twitter is enforcing its long-standing API rules. That may result in some apps not working.
— Twitter Dev (@TwitterDev) January 17, 2023
APIの利用を3rd Party製アプリが使うことを禁止したということのようだが、内容を精査しよう。
今回の変更はDeveloper Agreementを更新したうえでの対応のようだ。
Agreementとは利用する上でユーザが合意しなければならない条件が書かれている合意書だ。USは何でも契約ありきなので、なにかするときはしっかり合意書を読む必要がある。
最悪の場合は莫大な賠償金を請求されるので、うかつなことはできない。
Developer Agreementが改訂されて3rd Party製Twitterアプリの利用ができなくなるのだが、Agreementを破って提供を続けるという人がいないのは、このためだ。
下記の箇所が改訂されて、3rd Party製アプリが禁止となった根拠になる。
II. Restrictions on Use of Licensed Materials
A. Reverse Engineering and other Restrictions. You will not or attempt to(途中略) c) use or access the Licensed Materials to create or attempt to create a substitute or similar service or product to the Twitter Applications; d) sell, (以下略)
c)の条項がそこに該当する。「substitute or similar service or product to the Twitter Applications」と書かれており、Twitterアプリの代わりになるものや似たものを作ること、あるいは作ろうとすることが「You will not or attempt to」、つまり禁止となる。
Twitterアプリと似ていないし代わりにならないアプリなら作ってもよい、と思えるが、それはTwitter利用者からすれば想定しない使い方をするアプリ、ということだろう。
Twitterはご存じのようにWEBブラウザで表示される情報だ。これを専用アプリはもうちょっと使いやすくしている。
WEBなのだからHTMLで書かれている。Twitter APIを使わなくともHTMLだけでも最低限の表示ならできそうだが、例えば投稿、検索をするような場合はAPIを使えるほうがいい。
そういうところに差別化要素を感じて、様々な3rd Party製アプリがある。最近は使っていないが、以前いくつかの3rd Party製Twitterアプリを使っていた。それぞれが個性的なものであった。
利用者が100人いれば100通りの使い方がある。Twitter社だけではすべての要望を聞いていられないので、3rd Party製アプリがあり、それを支援するためAPIが公開されてきた。
経営者が変わったとたんに、方針が180度変わってしまうのはかなり困るな。
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