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JAPANNEXT様より借用して、40インチ5Kウルトラワイド曲面ディスプレイをレビューしている。今回は大画面を使いこなすツールの紹介。
5X40をはじめ多種多様なJAPANNEXT製ディスプレイについてのまとめはこちら。
使ってみると、広い広い。FHD相当のウインドウを何枚開いても重ねずに並べることもできるし、重ねればもっと多くを開くことができる。
これだよ、これ。
この環境が欲しかった。
例えば、ECサイトをブラウザで開きながら(左上)Excel(中上)と家計簿ソフトのMasterMoney(右下)で家計簿を記録し、メールクライアント(左下)は動かし続け、WORD(中下)を開く。それからブラウザで(右上)銀行口座を確認する。上下は若干重なっているし真ん中の2つは左右に重なっている。
フォントは125%で拡大している。さすがに100%では小さすぎる。かといって150%は大きすぎて5Kのメリットを感じられない。
このくらいなら、PC机のアームに設置した5X40を画面から1mくらいの距離で見るのに困らない。
また、デイトレーダにも向いている。デイトレーダはリアルタイムで変化する株価のグラフをいくつものディスプレイに表示する、というイメージを誰もが持っていると思う。試しにSBI証券のページから株価チャートを表示させて並べてみた。この画面はリアルタイム更新ではないが、問題なく読める程度に重ねたら8枚表示することができた。売買を指示するエリアも必要だが、表示だけなら最大8銘柄を同時に見ることができる。
こういう使い方をするうえで困ることがある。ウインドウの配置だ。
ウインドウの配置は作業の生産性、効率に非常にかかわってくる。
同じ作業をするなら、使い慣れた配置がいい。工場の生産ラインで道具の並べ方を変えたら作業する人は怒るだろう。慣れているのになぜ変えると。
生産ラインでなくてもPCのデスクトップでも同じだ。使い慣れたものは同じ場所にあってほしい。しかしWindowsはそういう気の利いたことができない。
このくらい広い解像度なら、いっそウインドウの重なりを禁止にして、タイル状にいつも同じ大きさ、同じ場所で開いてくれればいいのだが。
以前のLG製34インチウルトラワイドディスプレイでも似たようなことはあったが、ここまで広くはないのでいつもはショートカットキーで配置を変えていた。
Windowsキーを押しながら左右のカーソルを押すことで、左半分、あるいは右半分に寄せてくれる。
上を押すと最大化、下を押せば最小化してくれる。会社のPCのようにいまだFHDの画面を使っている環境では重宝するショートカットだ。
5X40でこのショートカットを使うと、たちまち2,560 x 2,160の巨大なウインドウで水平に2分割される。これは大きすぎだ。
左右に寄せてさらに上下キーを押すと画面の1/4にしてくれるがここまでだ。水平に3列、垂直に2行くらいには分けたい。
ショートカットキーはほかにないみたいなので、ほかの手を探してみたら、あった。
ショートカットではないが、あらかじめ決めたゾーンにウインドウを配置できるツールだ。マイクロソフトが作成し、Power Toysの一環で配布している。
Microsoft Storeからダウンロードできる。
上部の検索欄にPowerToysと入力して探す。似た名前の別ソフトがあるので注意。
購入(といっても無料だが)してインストールする。タスクバー右端にある^をクリックするとPowerToysのアイコンがいると思う。右クリックして設定を選択する。
設定のウインドウが開くので、左の列からFancy Zonesをクリックする。
FancyZonesの設定はこのページだけだ。上にある有効化をオンにして、あとはデフォルト設定でいい。ただしゾーンの編集はカスタマイズしたいところなのでレイアウトエディタの起動をクリックする。
すると別ウインドウが開く。上にあるものはあらかじめ設定されているものだ。例えば水平に3列に分割とか、垂直に3行というパターンもある。
自分の趣味とは異なるので、カスタムレイアウトを作成することにした。右下の +新しいレイアウトの作成 をクリックする。(下記画面は作成後なのでカスタムに作成したものがある)
レイアウトエディタは別ウインドウが開くのではなく、デスクトップをフルに使って作業する。背景のデスクトップやウインドウはかすんで表示された状態で、自分が欲しい新しいゾーンをドラッグしてエリアを決める。自分はこの方法で編集した。
自分が作ったゾーンはこちら。1と2はブラウザ、4はメールクライアント、6はメッセンジャーのエリアとしている。3,7はその時に開くウインドウを置く場所とした。エクスプローラはゾーンに属さずに自由にしている。
レイアウトを編集したら、保存して設定画面に戻る。これで有効になっているので、早速使う。
デフォルトの設定では、ドラッグ中にShiftキーを押すことでゾーンが現れる。青っぽいエリアが今ドラッグしていくと、そこに表示するゾーンだ。
希望のゾーンにウインドウを引っ張っていき、そこでマウスボタンを離すとゾーンぴったりのウインドウにリサイズしてくれる。
起動時に場所を覚えてくれるアプリはもう何もしなくても同じ場所で開いてくれる。
毎回違う場所に開くものがあるし、いつものアプリがトラブルで全く違う場所に開くことがあるが、この機能のおかげでストレスは少なくなった。
次回はゲームに使ってみた感想について書く。
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