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無線LANといえば、安定した接続でができない、遅いといろいろ文句が出るものだ。
我が家でもたまに子供に「無線LANを切った?」と聞かれる。何もしていないのに。
そんな環境を抜本的に変えられそうなのがメッシュ技術だ。バッファローからメッシュを使った製品ラインナップの展開がある。
ネットワーク機器のまとめはこちら。
実は自分は2年くらい前からのこの技術のことを聞いて、いつ自宅の環境を更新するか時期を伺っているところだ。
なぜすぐやらないかというと、新しい技術が続々と出てきているし、製品群もどんどん世代交代しているのでもう少し落ち着く=価格が安定するあたりで更新を考えている。
新技術というのは下記のものだ。
このうち、WiFi6はそろそろいいだろう。安い製品も出てきた。しかし残りのものはまだまだ途中という感じである。特に2.5Gbpsの有線LANは(本当は10Gbpsにしたいのだが)ハブの更新が必要で、しかしハブがまだまだ高い。
折角NASは2.5Gbps対応しているのに、今のままではPCと直結するしかない。
WPA3は年末あたりから増えるのではないかな。まだ待つしかないと思う。
ということでしばらくはWiFi6対応したメッシュ機能を持つ無線LANルータを眺めるしかない状況だ。
最近は無線LANの電波が届かないので中継器をおくというやり方がある。在宅勤務が多くなって、一人に場所が限られるので倉庫や荷物部屋で仕事をやっている諸兄も多いことと思う。そういう部屋はたいてい家の中心にはない。辺境にある。辺境は電波が届きにくい。このためWEB会議が中断して困った人も多いのではないか。
それを解決するための簡易的な手段として2,3年前からWiFi中継器という物が出ている。
これはどういう物かというと、名前の通りで親機の電波を受信して増幅する、そういう役割だ。
中継器をおくことで改善すると思うが、親機と中継器の電波干渉などいろいろ考えるべき問題がある。
ソリューションとしては暫定的な対応という感がぬぐえない。
その点メッシュは抜本的な対応といえる。複数の親子機が協調して、電波干渉することの内容にチャンネルを制御したり、電波が弱いエリアになったらより強い親機の方にハンドオーバする機能もある場合がある。
これって業務用のWiFiでは当たり前に使われている機能ではないのか?とうとう家庭であってもそういう管理をしないとだめになってきたという事か。
実際に、わが家では2つの親機をメッシュなしで構成して使っている。このため、先に弱いほうの電波をつかんでしまうと後で身近な親機の電波エリアに入ってもハンドオーバしてくれない。この点はよく家族から文句を言われている。
なお、メッシュの規格はIEEEでRFC(IEEE 802.11s)になったりもしているが、現状のものはほとんどがベンダ独自だ。つまり他社とはつながらない。この点でまだ成熟していないなと思っている。
例えば代表的なベンダで見るとこれらは全て相互接続できないと考えてよい。
ベンダ名 | 製品シリーズ名 | メッシュ規格名 | 商品リンク |
---|---|---|---|
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LinkSys | Velop AC6600 | 不明 | |
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Nest WiFi | 不明 | created by Rinker
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バッファロー | WTR-M2133HS | EasyMesh | created by Rinker
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NEC | WX3600HP4他 | 不明 | created by Rinker
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例外的な製品として、バッファローのEasyMeshが登場した。
上記のように各社でまちまちなメッシュ規格。基本的には同じ会社の製品でないとつながらないし、同じ会社でもべつのラインだったり発売年が異なるとつながらない可能性がある。完全にベンダロックインだ。
IT関連ではよくあるこの手の話。誰も得をしないこの状況を変えるため、業界で標準規格を作る。それがWiFiアライアンスの策定したEasy Meshだ。
この規格に対応していれば基本的には別会社であっても組み合わせてメッシュを構築できる。
基本的には、と書いたのは、よくあるのが規格「準拠」と書かれている場合で、いくつかは対応しているけど、他はやってないからね、という物がある。やってない機能が使いたい機能だったら残念なことになる。結局同じベンダで揃えることになるのだが。
最近ではソニーから引き継いだプレステ用のnasneが好評のバッファロー。
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バッファローは独自規格ではなくEasy Meshに従って、現行機種のファームウェアを更新している。
出典:バッファロー WEBページ 以下同じ特長は上で書いたように電波が届きにくいところに届くように親機と連携した子機をおくこと、端末の移動の際にはハンドオーバ(バッファローのサイトではローミングと書かれている)が行われ、電波が強いほうに自動的に切り替わってくれることだ。
さらに、自分が絶対に必要と考えている、親子機間の接続を無線ではなく有線で行うことができる。イーサネットバックホールと呼ぶ。非対応の機器では無線の電波の一部を親子間の連携用に占有する。安定した無線環境が欲しいのに親子機間が無線接続では心もとないと思っていた。いつかは我が家のLANケーブルでは高速な規格に対応できなくなると思うが、まだ大丈夫だ。
2019年以降に発売したWiFi6対応製品はファームウェア更新でEasyMesh対応になるというのでありがたい。
今後他社も追従してEasyMesh対応が増えるとよいが。
冒頭にあった2020年のネットワーク状況の記事に書いたように、年末あたりで一度考える予定。
先に挙げた4項目はどれも必須なので、4つを満たしなおかつ安い製品が出てくれば無線LAN APの更新を検討するつもり。高かったり、1項目でも満たしていなければ来年に延期。
ただ、メッシュ機能はすぐにでも導入したいと思っている。今回のバッファローのように既存製品まで対象としてくれれば1つずつ更新していけるので、4項目の1つがなくてもとりあえずGOできると思う。
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