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総務省の電波管理審議会の答申で、現在は屋内利用に限られている
5GHz帯の一部の電波が屋外でも利用可能になりそうだ。
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なんと、W56という、5.6GHz帯は屋外でも利用できるのだそうだ。
屋外用なので放出する電波は1Wである。
一方で屋内用のW52、W53は200mWになっており、電波が弱いから屋内でもつながらない場合がある。
こういう場合、電波を強くすればいいじゃないか、という話になるが、法律により禁じられている。
そう、電波は国が管理している。一部を除くと免許がなければ使えない。
一部、という例外が、トランシーバであり無線LAN基地局が発信する電波である。
例外になったものは、どれも微弱な出力という前提であり、干渉を避けるために
間隔をあければ共用できる、ということなのだろう。
答申では現在W56だけが屋外でも使えるが、W52でも同様に出力を1Wまで上げて、
屋外でも使えるようにする。
基地局を設置する場合は免許が必要になるが、おそらく家庭内、店内は出力を
抑えることで、従来通りになるのではないだろうか。
MNOが設置しているLTE通信オフロード用の基地局などは免許をとって出力を上げるのであろう。
2020年のオリンピックを目指し、WiFi環境の整備がされ、(無料、有料サービス
なのかはあるが)接続環境が改善されそう。
出力の変更なのでおそらくファームウェアの更新で対応できるはず。
最近あったSHA-2対応のように,
ベンダがサポートをやめた、ファームウェアを更新するとメモリが足りなくて
更新できない、言うようなごく稀な例外を除けば、ほとんどの機種が対応するのではないか。
オリンピックまであと2年。
外国人訪問客を見据えたインフラ整備はいよいよ正念場を迎える。
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