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Windows10との違いに戸惑うWindows11レビュー(1) HDDフォーマット

 

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Windows10との違いに戸惑うWindows11レビュー(1) HDDフォーマット

先日KP41問題多発により急遽自作メインPCをWindows11にアップグレードした。
それ以降のWindows10との違いに戸惑った点をご紹介。
Windows10/11についてのまとめはこちら。

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HDD交換の経緯

実は自作メインPCのJisaku7でまた」ストレージ容量不足問題が発生していた。
データを置くDドライブにWD製のBlueラインの6TB、WD60EZAZ(SMR)を使っていた。書き込み時間に難があってzfsを使用する自作NAS、NAS4Freeには使えず、PCのデータ用、あるいは地デジ番組を保管するNASであるHDL2-AXXシリーズに使っている。

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そういうわけでJisaku7には6TBを2台搭載し、1台をデータ保管用のDドライブ、もう1台は毎週バックアップする際のワーク用にEドライブとして使っている。
バックアップは以前レビューしたEaseUS様のToDo Backupを使っている。

その6TBが残り100GB程度になり、8TBドライブに交換することとした。

用意した8TBドライブ

今年になって価格が下がってきたのは、おそらくWDのWD80EAZZが出たからであろう。SMRではなくて安いのは何らかの新しい技術により高密度を実現したからと思うが、インタビューしても回答は得られなかった。

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今回はそれよりも安価に購入した、シーゲートのST8000DM004だ。

Seagate ST8000DM004

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シーゲートのページによれば、このドライブはSMR方式だそうだ。だから安くなったということだろう。
SMRって何?の方は下記を参照。
今回はこれにデータを移行する。
PCを開けて内蔵の6TBドライブを取り出し8TBを代わりに設置してケーブルをつなぐ。
この作業と後に続くデータのコピーが面倒なので半年以上先延ばしにしてきたが、もう限界なのでやってしまう。
無事換装が終わり、Windows11を起動すると空っぽの8TBがあるので早速フォーマットして使えるようにする。

Windows10との違い

ここからがWindows10と違うので、迷った。
まずWindows10ではWindows7と同様にコンソールパネル>管理ツール>コンピュータの管理を開いて、ディスクの管理からオンライン化、フォーマット、ドライブの割り当てをしていた。
Windows11にはコンピュータの管理がない。以前の仮想マシンにインストールした時もそういえばなかった気がする。
ではどうやってフォーマットする?
その答えは下記の手順になる。

1 設定画面を開く
Windowsボタンを押して歯車アイコンをダブルクリックする

2 メニューから記憶域をクリックする

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

3 切り替わった画面の下にあるストレージの詳細設定をクリックする

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

クリックすると下にメニューが現れる。ディスクとボリュームをクリックする。

4 ドライブ一覧が表示されるので、目的のドライブを探す

ここではST80000DM004を探して、クリックする。(この図は次のオンラインにした後にとっているので実際はオフラインと表示される)
するとプロパティボタンが現れるのでクリックする。

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

5 左下の オンラインにする をクリックする

(ここれはオンラインした後に画面をとっているのでオフラインにすると表示されている)

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

画面下にGPTに変更するボタンがあるので、これをクリックしてディスクをMBRではなくGPTに変更する。これをしないとドライブの容量が4にあるように2TBに制限されてしまう。(いわゆる2TBの壁か)
上にあるディスクとボリューム と書かれた個所をクリックして前の画面に戻る。
HDDがオンラインとなり、GPTになったので8TB(正確には7.27TB)と認識しているはずだ。
未割当の領域をクリックしてフォーマットする。この辺りは画面は異なるがWindows10と同じだ。

6 フォーマットが終わるとDドライズを認識している

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

なお、Dドライブとして認識後にドライブ文字の変更やフォーマットをしたい場合は、下図からプロパティをクリックする。

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

表示された画面で、ラベル変更、ドライブ文字の変更、フォーマットが可能。

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

これで認識してDドライブができたので、エクスプローラで確認してみる。

自作PC HDD交換 Windows11

自作PC HDD交換 Windows11

性能測定

同じSMRなのでWD60EZAZとCrystal Disk Markで性能を比較する。

ST8000DM004 ED60EZAZ
ベンダ シーゲート WD
容量 8TB, SMR 6TB, SMR
結果
Seagate ST8000DM004

Seagate ST8000DM004

WD WD60EZAZ

WD WD60EZAZ

性能に大差ない、と言えそうだ。
なお、この後で数日間コピーを行い、残り1.45TBになった状態で再測定した結果はこちら。

Seagate ST8000DM004

Seagate ST8000DM004

見比べるとWD60EZAZよりいい点は1つもない。データが容量のフルに近いWD60EZAZより条件は良いはずなので、この結果を見る限りはシーゲートは安かろう悪かろうになってしまう。再実行時は10~20MB/s程度良かったので、ばらつきが大きいドライブのようだ。

換装作業を終えて

HDDの換装自体はWindows3.1の頃から何度もやってきたが、OSが変わるとその作業画面が何に変わったか戸惑う。
ことに今回はWindows7以来変わらぬ画面だった。10年以上慣れ親しんだ画面だったので慣れるまではまだ時間がかかりそうだ。

次回はScanSnapが動かない。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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