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往年のゲーミングPCであるX68000が復活するニュースがあって、クラウドファンディングで資金を目標額を大幅に上回る2億円も調達した。
先日同梱するソフトウェアの発表があった。
PC、周辺機器についてのまとめはこちら。
クラウドファンディングについては下記記事参照。
あっという間に1億を超え、2億円くらいで鈍化している。これだけ集まればメーカも開発に専念できそうだ。
先日YOuTubeにて開発メーカの担当者が出席した配信があった。
その様子はアーカイブで閲覧できる。
かいつまんでその内容をお知らせすると、まず同梱されるソフトはOSとゲーム2つは確定しているようだ。
OSというと、MS-DOSと使い方で互換性のあるHuman68KとMacを目指したのだろうか、SX-Windowsが添付される。
ちなみに、Human68Kの”Hu”はハドソン、ゲームで有名なハドソンが開発したものだ。
SX-Windowsのほうは、ピンボールが懐かしい。白黒ではあったが、当時はWindows3.1があったかどうかという時代。
全く洗練されていないWindowsのGUIと比べるととてもよくできていた。
惜しいのはシェアがないために、3rd Partyがソフトを作ってくれず、結果的に普及するほどの話題にならなかったことだ。
SX-Windowsは当時のMac OS同様にイベントドリブン方式のタスク切り替え方式を使っていたので、CPUを長時間つかんでしまうようなプログラムを組むと全体が止まってしまったっけ。Windowsでも2000以降にならないとこの辺りは改善されてなかったので、1980年代はこの方式しかなかったんだよな。懐かしい。
本体はこんなに小さく、軽いようだ。我が家にある初代X68000はとてもじゃないが手のひらには載らない。
初代X68000が世間にセンセーションにみえたのは、ゲーセンでしか見ることができなかったグラディウスをほぼ再現していたからだ。
ファミコンでもPCエンジンでもそこまでの解像度はなかった。高価なファミコンと揶揄されたっけ。
X68000Zでもこのグラディウスが同梱される。ちなみに当時はコナミのオリジナルを移植したのは、X68000で数多くのゲームを出していたSPSだったと思う。
今見ると、あれ、こんな感じだったっけ?と思うが、当時は少年だった自分にとってはキラキラしていたなぁ。
メディアはSDカードで供給するようだが、当時の5インチFDを模したデザインなところが泣かせる。でも5インチってもっとでかいよな。18cmくらいあるはずだ。
もう一つのゲームは知らない。超連射68kというシューティングゲームだ。当時はこういうゲームが多かった。今はやりのFPSのジャンルはまだなかったよなぁ。CPUがそれだけ速く処理できなかった。
配信では作者のコメントも発表されている。
Hackers Editionで協力してくれるユーザによるバグレポートで、精度の上がった製品ができると思う。
その時には数多くのレトロゲームが発売されるのだろうか。ファミコンもメガドライブも最近ゲームを同梱したミニバージョンが出ている。このX68000Zも同じ路線だろう。WEBを見たら開発メーカの瑞起はそういう製品を数多く手がけてきている。
となると人気のあるレトロゲームが数多く作られると思われる。エミュレータの性能が良ければ68000のコードでそのまま動くだろうから、オリジナルゲームを作ったメーカは難なくゲームを発売できる。かつてX68000で数多くの人気ゲームを作ったZOOMも参入すると表明している。
ただ、市場は狭い。果たして事業としてやっていける台数が発売できるのか。そのあたりが見えない。
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