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2020年8月26日更新(Xperia 1 IIの仕様を更新)
MWCが中止となって、どういう形で新製品が発表されるか注目されていたが、
多くの会社はWEBを使って発表会を中継していた。
日本的な慣習でホテルで開催というのも海外への発信の点で難しいので、
やり方としては正解だろう。
そしてソニーモバイルから新製品が発表された。
ソニー製スマホのまとめはこちら。
Xperia1 IIが発売されるとメディアの記事をみた。
え、Xperia 111 ?111ってこと?なんとも紛らわしい書き方だが、
どうやらXperia 1のMark2ということらしい。
確かにマーク2はたいていローマ数字でIIと書くことが多い。
他に発表されたものはXperia 10 IIでこちらも同じくマーク2だ。
どうやら昨年のXperia 1/10に戻って、その改良機という主張なのだろう。
いままでなら最後のアルファベットやその後ろの数字を例えばXZ1→XZ2というように変えてきていたが、
ここにきてマーク2というやり方に変えている。
ブランドマネージャが変わったのかもしれない。
From https://www.xperiablog.net/
まず特徴としてあげられるのは5G対応だ。
とうとう日本メーカからも春から始まる5Gに対応できる機種が出た。
いまや数少なくなった日本のスマホメーカなのでソニーモバイルがやらねば
あとはシャープくらいだろうか。
他の特徴は下記の通り。
ディスプレイ
カメラ
その他
Xperia 10はSoCからも分かるがミッドレンジ機だ。
昨年時点ではソニーモバイルはミッドレンジ機を日本に投入することは
余り考えていなかったようだが、決算発表で大幅な赤字がわかり、
秋ごろにAceをMVNO各社に投入した。
ACEはグローバル投入されていないので日本専用に急遽作ったものかもしれないが、
今回はグローバルで販売するXperia 10 IIを国内にも投入するそうだ。
特徴はミッドレンジなのに有機ELディスプレイであること、トリプルカメラである事だろうか。
同じミッドレンジ機にひしめく他社との差別化であろうが、価格が大きいと売れない可能性がある。
安価な販売価格になるといいが。
まずはXperia1 IIから、昨年モデルとの比較。
気になる差は太字にした。
機種 | Xperia 1 II | Xperia 1 (auモデル) |
---|---|---|
OS | Android 10 | Android 9 |
SoC | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
メモリ | 8GB | 6GB |
ストレージ | 128GBか256GB 外部:マイクロSDカード |
64GB(海外は126GB) 外部:マイクロSDカード |
通信規格 | 5G:n1/ n3/ n28/ n77/ n78 4G:B1/ B2/ B3/ B4/ B5/ B7/ B8/ B12/ B13/ B17/ B19/ B20/ B25/ B26/ B28/ B28/ B32/ B34/ B39/ B40/ B41/ B46/ B66 3G、2Gは不明 |
4G:B1/ B2/ B3/ B4/ B5/ B7/ B8/ B18/ B19/ B20/ B26/ B28/ B38/ B40/ B41 3G:B1/ B2/ B5/ B8/ B19(B6含む) 2G:850MHz/ 900MHz/ 1800MHz/ 1900MHz |
WiFi Bluetooth |
Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz) Bluetooth 5.1 NFC/おサイフケータイ |
Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) Bluetooth 5.0 NFC |
SIMカード | nano SIM | nano SIM |
ディスプレイ | 6.5インチ フルHD+(21:9) 3,840 x 1,644 有機EL 4K HDR |
6.5インチ フルHD+(21:9)3,840 x 1,644 有機EL |
カメラ | 背面:超広角12M(f/2.2)と望遠12M(f/2.4)、 標準12M(f/1.7)のトリプル、ツァイスレンズ 正面:8Mピクセル(f/2.0) 動物も含めた瞳AF ハイブリッド手ぶれ補正(光学+電子式) |
背面:標準12M(f/1.6)と超広角12M(f/2.4)と 望遠12M(f/2.4)のトリプル 正面:8Mピクセル 光学ズーム2倍 人間の瞳AF 光学手ぶれ補正 |
認証 | 指紋認証(電源ボタンと兼用) | 顔認証、指紋認証 |
バッテリ | 4,000mAh ワイヤレス充電対応 |
3,330mAh |
大きさ、重量 | 166 x 72 x 7.9mm 181g |
167 x 72 x 8.2 mm 178g |
その他 | 防水防滴対応 イヤホンジャック |
防水防塵対応 フルセグ、ワンセグ |
前モデルは日本で販売されていないので比較しないが、気になる差は太字にした。
機種 | Xperia 10 II |
---|---|
OS | Android 10 |
SoC | Snapdragon 665 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GBか128GB 外部:マイクロSDカード? |
通信規格 | 4G:B1/ B3/ B4/ B5/ B7/ B8/ B12/ B20/ B38/ B39/ B40/ B41/ 3G,2Gは不明 |
WiFi Bluetooth |
Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) Bluetooth 5.0 NFC? |
SIMカード | nano SIM? |
ディスプレイ | 6インチ フルHD+ 2,520 x 1,080 有機EL |
カメラ | 背面:標準12Mと超広角18M、望遠8Mピクセルのトリプル 正面:8Mピクセル 疑似光学ズーム2倍 |
認証 | 指紋認証(電源ボタンと兼用) |
バッテリ | 3.600mA |
大きさ、重量 | 157x 69 x 8.2mm 151g |
その他 | 防水防滴対応 イヤホンジャック |
ハイエンド機は今まで通りXepria信者に重用されるものであろう。
一方でミッドレンジは昨今の価格競争の影響で競合が多数いる。
その中であえて日本のミッドレンジを避けてきたソニーが投入してどこまでシェア、
売り上げをとることができるか。
先に書いたようにソニーモバイルの収益はよくない。
そろそろ黒字化に向けた成功がないと撤退の可能性が出てくるだろう。
安価なミッドレンジになればファーウェイ、OPPO、モトローラと競争することもできるだろうが、
価格が5万、6万円であれば、古くなって値引きされるまで売れない端末になってしまうのではないか。
その状況を危惧する。
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