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新Xperiaの発表 今度はモデル名変更と大画面、軽量

 

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新Xperiaの発表 今度はモデル名変更と大画面、軽量

2020年3月16日更新
先日開催されたMWC2019にて、Sonyのスマホ、Xperiaシリーズの新機種が発表された。
今回はモデル名が変わった。遅まきながら、見聞きした情報をまとめる。
ソニー製スマホのまとめはこちら。

MWC2019概況

最近はスペインのバルセロナで開かれているMWC。
今回もバルセロナで開催された。
現地に行ったわけでも無いので熱気まではわからないが、今年は画面が曲がるスマホ元年のようだ。
サムソンとファーウェイからそれぞれ、有機ELの特徴である、柔軟さを取り入れた
画面が曲がって折り畳めるスマホが出品された。

発売時期は違うが、コンセプトとしては「伸ばせばタブレット、曲げればスマホ」ということのようだ。
面白い使い方だが、折り畳んだ際に裏に回るガラス面が傷だらけになりそうな気がする。
高価なこともあり、日本人には受け入れられるのかなあ、と思う。

Xperiaの新機種

さて、Xperiaの話。
10、10 Plusはグローバルでは発売を開始している。
他を含めて日本では例年通り夏モデルとして発売予定と思われる。

Xperia 1

XZ2 Premiumの後継のプレミアム機。
今までのPremiumシリーズというと、大きくて性能がいい、だったが、
今回はミッドレンジ機も大画面になっている。

Xperia 1は、初の21:9の有機EL画面を採用した。
4K対応の解像度なので、緻密な4Kコンテンツの再生に向く。
一方でデジイチに採用され好評の瞳AF機能を搭載している。
スマホのカメラはコンデジをいつの間にか超え、デジイチに肉薄している。
XZ2 PremiumではSnapDragon 850が使われていたが、
今回は最新の855が採用されている。最新のSoCだ。

Xperia 10 Plus

国内向けには今までならXperia 1クラスの機種ががいくつかバリエーションとしてあったのだが、
今回は1つだけ。
代わりなのかはわからないがミッドレンジ機が充実している。
もしかして、国内の端末、通信料金のセット禁止を見据えて、需要のありそうな廉価版を久々投入なのか。
投入されれば、J1以来か。

SOCの636は、先日記事にしたmoto G7 Plusと同じ。
同じミッドレンジ狙いということだろう。

Xperia 10

SoCの630はmoto G6 Plusと同じ。1年前の機種と同じものを使う、廉価版ということか。

Xperia L3

名前のL3が何を意味するか、は置いておくと、ミッドレンジの下を行く機種の位置づけ。
モトローラでいうと、eシリーズかな。
SoCはクアルコムではなくMediaTek製を採用。

仕様比較

Xperia 1 Xperia 10 Plus Xperia 10 Xperia L3
OS Android 9 Android 9 Android 9 Android 8
SoC SnapDragon 855 SnapDragon 636 SnapDragon 630 MediaTek MT6762
RAM 6GB 4GB 3GB 3GB
ストレージ 128GB 64GB 32/64GB 32GB
ディスプレイ 21:9 6.4インチ 有機EL 1644×3840 21:9 6.5インチ 1080×2520 21:9 6インチ 1080×2520 18:9 5.7インチ 1080×2520
メインカメラ 12M(f1.6)、12M(f2.4)x2、瞳AF機能 12M(f1.75)+8M (f2.4) 13M(f2.0)+5M(f2.4) 13M(f2.2)+2M (f2.4)
インカメラ 8M(f2.0) 8M(f2.0) 8M(f2.0) 8MP (f2.0)
バッテリ 3330 mAh 3000 mAh 2870 mAh 3300 mAh
ネットワーク LTE (4G),
11a/b/g/n/ac
(2.4/5GHz),
Bluetooth5.0,NFC
LTE (4G),
11a/b/g/n/ac
(2.4/5GHz),
Bluetooth5.0,NFC
LTE (4G),
11a/b/g/n/ac
(2.4/5GHz),
Bluetooth5.0,NFC
LTE (4G) ,
11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz),
Bluetooth5.0,NFC
その他 防水(IPX65/68)、
指紋認証、
PS4 リモートプレイ
指紋認証(側面)ただし、
電源ボタンとは別、
イヤホン端子
指紋認証(側面)ただし、
電源ボタンとは別、
イヤホン端子
指紋認証(側面)、
イヤホン端子
大きさ 72×167×8.2 mm 73×167×8.3 mm 68×156×8.4 mm 72×154×8.9 mm
重量 180 g 180 g 162 g 156 g

ソニーの戦略はどこに?

4月からの通信料金と端末料金の分離の法制化に向けてなのか、単にソニーの戦略が変わったのか、
ハイエンド機種が縮小しミッドレンジにシフトしているように見える。
今や国内メーカ製のスマホも数種類になり、寂しい限りだ。
ここ数年のソニーの凋落ぶりが気になっていたが、今回のラインナップを見ると、
国内含めてグローバルにやる気を感じる。
単にハイエンド路線で逃げるのではなく、上から下まで揃えて再チャレンジしようという気持ちが伝わる。
おそらく国内向けにはL3は出ないと思うが、グローバルで売れる端末を揃えたことは喜ばしい。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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