スポンサーリンク
Zen2アーキテクチャで進撃しているAMD。新しいCPUが発表され、8月8日から発売開始。
AMDからZen2アーキテクチャ、つまり現行世代のCPUコアを採用したデスクトップ向けの
統合APUが発表された。APUとはAMDの言う、GPUを統合したCPUのことだ。
モデルナンバーはRyzen 4000シリーズとなった。
一部のモデルはリテール向けとして一般販売されるが、多くはOEM向けとなる。
つまり自作ユーザの選択肢はそれほど多いわけではない。
OEM向けはPCメーカから秋に発売されるPCに搭載されるのであろう。
CPUコアはZen2アーキテクチャなので、Ryzen3000シリーズとおなじだ。
今販売されているRyzen3000シリーズのなかでAPUと呼ばれるものは実はZenアーキテクチャ、
つまり前世代のCPUを使っている。このため、自作PCのJisaku7を構築する際にグラフィックボードを
省略したかったが前世代のZen+アーキテクチャではなぁ~とあきらめた経緯がある。
3400Gと3200Gが該当する。
モバイル向けでは先行していたZen2世代のAPUがとうとうデスクトップにも登場だ。
下記がリリースされる。
モデル名 | コア数/スレッド数 | TDP(W) | 動作周波数ブースト時/通常 | GPUコア数 |
---|---|---|---|---|
Ryzen7 4700G | 8/16 | 65W | 4.4/3.6 GHz | 8 |
Ryzen7 4700GE | 8/16 | 35W | 4.3/3.1 GHz | 8 |
Ryzen5 4600G | 6/12 | 65W | 4.2/3.7 GHz | 7 |
Ryzen5 4600GE | 6/12 | 35W | 4.2/3.7 GHz | 7 |
Ryzen3 4300G | 4/8 | 65W | 4.0/3.8 GHz | 6 |
Ryzen3 4300GE | 4/8 | 35W | 4.0/3.5 GHz | 6 |
このほかに下位ラインナップのAthronやビジネス用のRyzen PROシリーズもあるが省略。
現行のRyzen 3000シリーズにグラボが付いた、と考えればとてもコストパフォーマンスが良い。
これで安いもので1万円台、適切なもので3万円台のグラボを買わなくて済む。もちろんゲームや
グラフィック用途で使うには物足りないのだが、Excelなどオフィス用となら問題なし。
インテル同様に安くPCを提供できる。
ラインナップから売れ筋はRyzen7 4700GとRyzen5 4600Gと思われる。安く済ませるなら
Ryzen3 4300Gになるが、コア数が少ないのでいまいちだ。安いのに性能がいいという
AMDの評判を実感するなら、Ryzen5 4600Gにはしたい。資金に余裕があればRyzen7 4700Gでも
いいだろう。そのあたりは自作する人がどこに資金を多くかけるか、という調整だ。
次の自作PCを作るなら間違いなくこれを選択するだろう。さあ、インテルの反撃はいつだろうか。
PR