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インテルのPC事業はNUCくらいしかなかったが、そのNUC事業をASUSに売却することになった。
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インテルは小さいPCをNUC(Next Unit of Compute)として開発、製造、販売している。主に第10世代以降のCore CPUを載せた、高性能なベアボーンPCという印象だ。
NUCに興味はあったがなにせ価格が高い。従い買ったことはなかった。
インテルは12世代あたりの開発遅れが原因でAMDに対する優位さをずいぶんなくした。見た感じではインテルとAMDのCPU性能は拮抗していると思うが、価格の面でAMDが有利であろう。
インテルはNAND事業を素電い売却しており、いよいよCPU専業として生きていく覚悟をしたように見える。
その一環でNUC事業を売却したのだろう。
またGoogleがスマホを育てて、ある程度のところでNexusブランドをやめてしまったように、パートナーがいい製品を作ってくるようになったらGoogleなりインテルがパートナの事業を脅かす製品を作り続ける理由がなくなる。
そういう面でNUC事業は一定の成果を収めたのだろうか、パートナに譲る時期になったようだ。
今、小さなベアボーンというとASRockが一番に浮かぶ。DeskMiniシリーズは傑作だ。騒音さえ何とかなれば。
ASUSも確かやっていたが、いまいちパッとしなかった。
NUC事業を取り込むことで、ベアボーンにテコ入れをしようと考えているか、あるいは完成品の小さいPCもポートフォリオに入れていくのか。
どっちにしてもASUSの事業エリアは拡大する。
両社にとって思惑が一致した今回の売却は珍しくWin-Winなものだったようだ。
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