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2020年5月12日更新
久々自作PCの話。発表からやや遅れて、
インテルの最新CPUシリーズである9000番台が発売された。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。
先行してCore i5-9500が発売されていたが、11/2にやっとi9-9900/i7-9700も発売開始。
インテルが大好きなユーザたちが求めているようだ。
一方で夏にAMDよりRyzenシリーズの新ラインナップが公開されている。
記事を書こうと思っていたのになかなか書く暇もなかったが、次の自作はRyzenでも
いいかなとさえ思ってきている。
ここでインテルとAMDのCPUで比較してみる。性能などは持っていないのでわからないので、
世間の評判をもとに考察してみる。
最新のi9-9900Kとi7-9700Kについての仕様は下記の通り。
比較のために現在使っている最新のJisaku6のCPUも掲載する。
i9-9900K | i7-9700K | i7-6700K | |
コア数 | 8 | 8 | 4 |
スレッド数 | 16 | 8 | 8 |
動作周波数 | 3.6GHz | 3.6 | 4.00 |
ターボブースト時 | 5.00GHz | 4.00 | 4.2 |
キャッシュ | 16MB | 12MB | 8MB |
微細化 | 14nm | ||
TDP | 95W | 95W | 91W |
メモリ規格 | DDR4-2666 | DDR4-2666 | DDR4-1866/2133 DDR3L-1333/1600 |
価格 | 69770円 | 51472円 | – |
第6世代Skylakeのi7-6700Kと第9世代Coffee Lake Refresh (?)のi7-9700Kとの差は、
コア数が倍であり、このため動作周波数が低くなり、TDPが上がっていること。
そしてキャッシュは1.5倍に増えており、メモリの規格も進化している。
周波数は低くなったものの、コア数の増加でカバーできていると思われる。
ドスパラのCPU比較のサイトによれば、
i9-9900K、i7-9700K、i7-6700Kはそれぞれ1828、1586、987となっている。
数字だけを見るとi7-6700Kの性能の2倍、1.5倍となっているので、計算が多いものは
有利なのだろう。逆にストレージアクセスが多かったり、GPUでオフロードできる
ゲーム類は大差ないのかもしれない。(なお、数値はCore2Duo E6300を100とした場合の
相対指数で、具体的な算出方法は不明。)
Ryzenといえばメニイコア。値段が高いがこのコア数はインテルの追従を許していない。
Ryzen Threadripper 2990WXと2950X、それからRyzen 7 2700Xで比較する。
2990WX | 2950X | 2700X | |
コア数 | 32 | 16 | 8 |
スレッド数 | 64 | 32 | 16 |
動作周波数 | 3.0GHz | 3.5 | 3.7 |
ターボブースト時 | 4.20GHz | 4.40 | 4.3 |
キャッシュ | 16MB/64MB | 8/32MB | 4/16MB |
微細化 | 12nm | ||
TDP | 250W | 180W | 105W |
メモリ規格 | |||
価格 | 225460円 | 112779円 | 37275円 |
ドスパラのCPU比較のサイトによれば、
2700Xの性能は1779とのこと。2990WX、2950Xは掲載なし。1950Xが2328なので、
3000くらいはいっているかな。ちなみにAMDの場合はAthron64X2 3800+が基準になっている。
このためインテルCPUと数値で比較できない。
単純にコア数だけで言えばAMDであるし、コストパフォーマンスが良いとも聞く。
PCMarkなどのベンチマークを使えば数値でいろいろ比較できるが、
現物を持っていないのでそれはできない。
参考になる記事があった。
CPUの比較だが、インテルi7-8700とAMD Ryzen 5 2600の比較をしている。
PCMark10の比較では、i7-8700が高い数値を出している。しかしメニイコアが
生きるCINEBENCH R15やX264 FHD Benchmarkではit-8700が格下のRyzen5 2600に負けている。
価格差は1.9倍。
この比較結果が今回あげた最新CPUでも適用されるかどうかはわからないが、
用途によってはRyzenのほうがいいのかもしれない。
まだJisaku6で満足しているのですぐには作らないが、次の次あたりをターゲットにして
そろそろ情報収集を始めようかと思う。
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