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Xに投稿したが、ASRock製のベアボーン、DeskMini X600を半年近く待っていたので、自制心がきかず購入してしまった。
さあて何に使おう。今回は性能測定。
ASRock製のベアボーンミニPC、DeskMini X600のまとめはこちら。
世間ではいろいろなPCの性能測定項目があるが、今回は以下のものでDeskMini X600の性能を測定する。
これらでだいたいカバーできているだろう。
あらためて、DeskMini X600を構成するパーツの情報をCPU-Zで確認する。
ついでに設定からOSバージョンも確認する。
では、順に見ていこう。性能の比較対象は、最新の自作PCであるJisaku8。仕様は下表のとおり。
モデル名 | Deskmini X600 | Jisaku8 |
---|---|---|
ケース | ベアボーン | ZALMAN R1 |
CPU | Ryzen5 8600G | Ryzen7 5700X |
CPUクーラー | ベアボーン付属 | DEEPCOOL ディープクール AK400 |
マザーボード | ベアボーン付属 | ASUS TUF GAMING B550M PLUS |
グラフィックボード | CPU内蔵 Radeon 760M | GG-RTX3060- E12GB/OC/DF |
メモリ | DDR5 32GB | DDR4 32GB |
ストレージ(OS用SSD) | WD Black SN580 1TB | WD Black SN770 1TB |
ストレージ(仮想マシン用) | なし | TEAM CX2 1TB |
ストレージ(データ用HDD) | なし なし USB 3.2 Gen1(A) x3 | WD80EAZZ 8TB WD60EZAZ 6TB USB 3.2 Gen2(A) x 1 |
インタフェース | USB 3.2 Gen1(A) x3 USB 3.2 Gen1(C) x 1 | USB 3.2 Gen2(A) x 1 USB 3.2 Gen2(C) x 1 USB 3.2 Gen1(A) x 6 USB 2.0 Gen1(A) x 6 |
有線ネットワーク | 2.5GbE | 2.5GbE |
音声インタフェース | マイクジャック付きイヤホン | イヤホン マイク |
ディスプレイ出力 | HDMI 2.0 x 1 DP1.4 x 1 DSUB x 1 HDMI2.0 x 1(USB) HDMI1.4 x 1(USB) | HDMI 2.0 x 1(グラボ) DP1.4 x 3(グラボ) HDMI2.0 x 1(USB) HDMI1.4 x 1(USB) |
電源 | ベアボーン付属 | Antec NE650C |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Pro |
モデル名 | Deskmini X600 |
---|---|
ケース | ベアボーン |
CPU | Ryzen5 8600G |
CPUクーラー | ベアボーン付属 |
マザーボード | ベアボーン付属 |
グラフィックボード | CPU内蔵 Radeon 760M |
メモリ | DDR5 32GB |
ストレージ(OS用SSD) | WD Black SN580 1TB |
ストレージ(仮想マシン用) | なし |
ストレージ(データ用HDD) | なし なし USB 3.2 Gen1(A) x3 |
インタフェース | USB 3.2 Gen1(A) x3 USB 3.2 Gen1(C) x 1 |
有線ネットワーク | 2.5GbE |
音声インタフェース | マイクジャック付きイヤホン |
ディスプレイ出力 | HDMI 2.0 x 1 DP1.4 x 1 DSUB x 1 HDMI2.0 x 1(USB) HDMI1.4 x 1(USB) |
電源 | ベアボーン付属 |
OS | Windows 11 Home |
モデル名 | Jisaku8 |
---|---|
ケース | ZALMAN R1 |
CPU | Ryzen7 5700X |
CPUクーラー | DEEPCOOL ディープクール AK400 |
マザーボード | ASUS TUF GAMING B550M PLUS |
グラフィックボード | GG-RTX3060- E12GB/OC/DF |
メモリ | DDR4 32GB |
ストレージ(OS用SSD) | WD Black SN770 1TB |
ストレージ(仮想マシン用) | TEAM CX2 1TB |
ストレージ(データ用HDD) | WD80EAZZ 8TB WD60EZAZ 6TB USB 3.2 Gen2(A) x 1 |
インタフェース | USB 3.2 Gen2(A) x 1 USB 3.2 Gen2(C) x 1 USB 3.2 Gen1(A) x 6 USB 2.0 Gen1(A) x 6 |
有線ネットワーク | 2.5GbE |
音声インタフェース | イヤホン マイク |
ディスプレイ出力 | HDMI 2.0 x 1(グラボ) DP1.4 x 3(グラボ) HDMI2.0 x 1(USB) HDMI1.4 x 1(USB) |
電源 | Antec NE650C |
OS | Windows 11 Pro |
先にまとめを出しておく。詳細は後述している。
今回の測定でわかったことは、以下の点だ。
従い、新たにPCを買う場合は、旧世代のRyzen7/9が安く出ていたとしても、価格差が大きくなければRyzen8000/7000世代の1ランク下のCPUとdGPU を購入すればどういう用途でも万全だ。
今回の測定の様子も動画でまとめている。FFXIVのベンチマーク中にざーーっと音がしているものはDeskMini X600のファンの音。
Deskmini X600のグラフィックはCPU内蔵のRadeon 760Mだ。このため、RTX3060に比べれば性能は低い。
このためテスト前から4Kでは動かないだろうと思っている。試しにやってみたら、まあ、悲惨なスコア。設定変更推奨になった。
フルHDで測定する。
DeskMini X600 | Jisaku8 | |
最高品質 |
3110 設定変更を推奨 |
13052 非常に快適 |
高品質 |
3320 設定変更を推奨 |
|
標準品質 |
3798 設定変更を推奨 |
18305 非常に快適 |
先ほどのベンチマークと同様にこれも4K性能は見るまでもない。フルHDで測定する。
DeskMini X600 | Jisaku8 | |
標準品質 |
2318 重い |
12186 非常に快適 |
軽量品質 |
3413 普通 |
CINEBENCHはレイトレーシングで性能を測るベンチマークだ。実行には時間がかかるが、それはCPU性能が現れていると考えるべきだろう。
8C16TのRyzen 5700Xを積んでいるJisaku8が最高性能と考えていたが、今回の結果は違った。6C12TのRyzen 8600Gであっても前世代を上回るCPU性能を示したのは意外だった。
この性能だけ見ると、最近はDDR5メモリも安くなったので価格差がなければ新世代のRyzen5とdGPUを選ぶ方がよさそうだ。
DeskMini X600 | Jisaku8 | |
マルチ 723 |
マルチ 650 |
オフィス製品をシミュレートした動きをするPCMARK10では事務用途でPCの性能を測ることができる。
在宅勤務を意識したWEB会議風のテストも行われる。
このテストもGPUを酷使するものではないので、CPU性能で差が出てくる。従い、Ryzen 8600Gの方が性能がよい。
DeskMini X600 | Jisaku8 | |
6981 |
6523 |
ストレージ性能を測る標準的なツールだ。シーケンシャルの読み書き、ランダムの読み書きの性能を調べることで、バックアップのように巨大なファイルの読み書きや、頻繁な更新があるアプリケーションの読み書きをシミュレートしている。
今回用意したSSDはともにGen4規格のWD製のものだが、Jisaku8は上位のBlack、DeskMini X600は下位のBlueを用意した。Blueにしたのは単に予算の都合だ。
昨年に比べるとSSDの価格は上昇しているため、今回はBlueにしたのだ。
SSDもHDDも使い始めが最も性能が良く、一通り書いた後の更新して書き込むフェーズになると性能が落ちてくる。使っていると今回の性能測定した値よりも落ちていく。
DeskMini X600 | Jisaku8 | |
ランダムR/W 3877.04/ 4140.47 |
シーケンシャルR/W 4183.96/ 4144.99
シーケンシャルR/W 5215.09/ 4937.64 |
次回は増設した周辺機器の紹介。
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