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ドコモの事業になったぷららとひかりTVで個人情報が漏洩したと発表されたのが4月。その続報があった。
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アップデートがドコモから発表されている。
コンピュータウィルスなどでハッキングされたのかと思ったら、原因は意外にも内部の人の持ち出しだった。
ドコモの事業になったぷららからNTTネクシアに業務委託がされ、そこの元契約社員が顧客情報を不正に持ち出したそうだ。
持ち出した情報は596万件。その内容は
この数には解約済みの情報を含む。自分もPS5の抽選販売でひかりTVのIDを作っていたので、この中に含まれているのだろう。
それぞれの情報には、氏名、住所、電話番号、フレッツ回線ID、顧客番号の一部が含まれ、さらにひかりTVではメールアドレス、生年月日も含まれる。
クレジットカード情報がないのが不幸中の幸いだ。
ドコモ自身は元派遣社員による顧客データの不正な外部への発信を検出しており、翌日に本人への聴取をしているようなので、やるべきことはやっている。ただ、外部に発信してはいけないサイト、例えばクラウドストレージについては、アクセス禁止にしておくべきだっただろう。
翌日になってからの対応では、ダークウェブで転売されて拡散した後になっていたかもしれない。
ドコモ自身の調べでは持ち出したデータによる悪用は検出できていないという。
ただ情報漏洩したデータをもとに、最近頻発した強盗があるのかもしれない。社会問題となった強盗について、その原因がこの情報漏洩によるものとしたら、ドコモはどう責任を取るのだろうか。
労働力に対して低コスト化を図るあまり、モラルのない労働者がドコモに入り込んだのかもしれない。あるいは犯罪に巻き込まれ、弱みを握られてこの事件をやってしまったのかもしれない。
事件を起こした元派遣社員に同情する気持ちは1mgもないが、低コスト化の代償としてはドコモのブランドイメージ失墜はあまりにも大きかったと思う。
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