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2020年5月14日更新
ちょっと前の記事になるが、PHSの記事。
MVNO、MNOについてのニュースのまとめはこちら。
Y!mobileが一部を除いてすべてのPHSサービスを終了すると発表。
残るサービスはガスメータなどのM2M向け。3月にすでに新規申し込みは終了しており、
2020年7月末まで使える。
1995年にNTTパーソナル、DDIポケットがサービスを開始し、途中アステルが参加。
しかしDDIポケット以外はサービスを停止し、そのDDIポケットもウィルコムとして
独立後に会社更生法を申請といい思いも悪い思いもしてきた。定額通話制を導入したことで
若年層に訴求し、イーモバイルと合併しY!mobileとなり、現在に至ってる。
PHSが始まったころ、まだ携帯電話の月額料金が非常に高かった。記憶の限りでは毎月1万円
くらいの基本料金ではなかっただろうか。その後の料金引き下げ競争により今のように
安くなったのだが、それまでのつなぎ役がPHSだった。
PHSとはPersonal Handy phone Systemの略で、コードレス電話機の原理を使って国外で
使えるようにしたものだったと思う。(うろ覚え)それまでポケベルを使っていた若年層が
2000円~3000円で使えると飛びついたのがPHS。もっとも通話料は別だったので1万円の
請求なんてこともざらにあっただろう。
このため基地局から100m程度の周囲でしか使えず、また同時に使える人数も少ない。
その代わりに、例えば電柱の上に基地局を置いて、広範囲な基地局ネットワークを作り、
基地局間をハンドオーバすることで携帯電話のように使うことができた。
ただし、ハンドオーバが曲者で、携帯電話のようにはいかず、途切れたり切り替えが
うまくいかないこともあって、高速道路や新幹線での使用は無理だった。
自分も最初は携帯電話の高額料金が嫌で、結構PHSを契約した。3社とも使った。
最初に使ったものが引っ越しの際に出てきて写したこれ。東芝製の分厚ものだった。
NTTパーソナルが出した家庭用基地局を買って、PHSを家庭用に使ったりもしたが、
使い勝手は普通の電話機のほうが良くて、結局使わなくなった。探せばまだどこかにありそうだな。
アステルでもらったるるるのおじさんの黄色い傘。結局使わず捨ててしまったな。
しみじみ。
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