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Googleがポリシー変更を行い、2年間利用がないアカウントのデータを
削除することに変更するそうだ。20201年6月から適用される。
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Googleの発表によれば、2021年6月1日から2年間利用がないデータの削除を開始するとのこと。
Gmail宛にメールが届いていた。
これらを使うアカウントで、2年間Google DriveあるいはGoogle Photosを利用していないと、データを
削除する「場合がある」となった。
また容量上限を超えて2年間が経過した場合もデータを削除する場合があるそうだ。
データが削除されたとしてもアカウントが停止になるわけではないことに注意。
またこのポリシー適用は一般ユーザであって、Google Workspace、G Suite for Education
および G Suite for Nonprofits は現時点では除外されている。
2021年6月にポリシーが変わってカウントダウンを開始する。従いデータ削除されるのは2023年6月1日だ。
すでにGoogle Photosの無料、無制限のアップロードが2021年5月末で終了するとアナウンスされている。
以後は15GBのGoogle Drivesの容量にカウントされる。
15GBを超えて使いたい場合は、100GBまでで月額250円だ。高くはない。
いままでクラウドにデータを無尽蔵にためられるという触れ込みでせっせと写真や動画を撮影して
アップロードしていた。こういう行為はGoogleにとっては無尽蔵にデータをためられる
クラウドストレージを用意することになり、そろそろそのための費用を支えきれなくなったのであろうか。
ちょっと前の予測では2020年の全世界のデータ量は44ZBといわれていた。ZBはPBの1,024倍、
PBはTBの1,024倍なので単純計算で1TBのHDDが100万個必要な量だ。現在の最大容量のHDDが20TBで
あるからこれを使っても5万個必要になる。
5万個のHDDを(RAIDのバックアップを考慮しないとしても)サーバに搭載して利用できるようにするには
最大で70本くらい搭載できるサーバがあったはずだからそれを使うとしても714台だ。
4Uのストレージサーバを8台載せられるラックを使ったとしたら90ラックぐらいだ。
結構な規模のデータ量と思っていたが、HDDの大容量化で思ったほどの規模ではなくなった感がある。
2025年には175ZBになると予測が出ている。現時点の4倍だ。20TBのHDDを使い続けるとしたら
2800台のサーバ、360ラックが必要だ。データセンタの1フロア分くらいか。
こういうインフラの整備にコストがかかるという側面をまず考えたが、待てよ、Googleはもう
目的を達したのではないのかな。もともと顔認識やものの認識にいろんな人の写真が欲しかった
のであろう。その成果がレンズとして提供されている。
もう新規の多種多様なデータは不要になったのかな。であれば無料でストレージを提供して
データを集める必要はない。
便利なサービスが突然終了、あるいは有料になるという事が1社独占の状況であると起きうる。
こういう事がないようにある程度数社で競ってほしいものだが。現状は難しいかな。
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