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久々の自作PCの話。仮想化環境に使っているSSDドライブが容量不足になったので2TBドライブに交換した。
Ryzenで作った自作PC Jisaku7についてのまとめはこちら。
このところ、自作PCのパーツをいじって改造し性能アップを図る、ということをやっていない。
Ryzen 3600で作った自作PCであるJisaku7はマザボがmicroATXであり、ケースもそれ用にしている。このため拡張性があまりなく、やはり自作道にはATXと痛感している。
といいつつ、DeskMiniなんかほしいな、でもうるさいよな、って思ってなかなか踏み切れない。
Hyper-Vとはマイクロソフトが提供する仮想化基盤の名称だ。他には同様なものとしてvSphereとかKVMなんかがある。
Hyper-VのいいところはWindows のProエディションを購入すると追加料金なしで使えるってことだ。Homeは対応していないので注意。
Hyper-Vを使って、WindowsのみならずLinuxの仮想マシンも作っている。CentOS終了後のAlma Linuxなどをインストールしたものはこの環境だ。
仮想化環境のいいところは、実際のPCを用意しなくても普段使いのPCのリソースを使って構築できることだ。
もちろんCPUのコアやメモリをホストのWindowsと共有するので、どちらも遅くなる。遅くなってもかまわないような機能的な確認をするのに向いている。
性能を落とさずに使いたいのなら、サーバマシンを用意するしかないだろうな。
ちなみにJisaku7ではRAMを32GB、Hyper-V上の仮想マシン(VM)を動かすストレージにSSDのドライブを使っている。
以前はHDDを使っていたが、SSDに変えたら動きが良くなった。そういうものだよな。
そしていくつもVMを作ってきたので、容量が足りなくなった。
そろそろAlma Linux9の本格的な検証をしたいところだし、Ubuntu2304も使ってみたい。
古い仮想マシンを消せば用量は確保できるが、こういうときって消してしまうと後悔することが起きたりする。
このため順当に、SSDの容量を増やすことにした。幸いSSDは価格が大きく下落している。
ちょうどamazonでセールをやっていた。teamの2TBSSDだ。teamってSSDも出しているんだ、という感想。3D NANDで構成され、SLCでキャッシュもあるという。Readは540MB/s、Writeは490MB/sと書かれている。正規品は3年保証だ。
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クローンを作ってしまう手もあるが、今回は地道にコピーしてみた。
新たに購入したTeamのSSDをUSB3.2Gen2対応のSSDケースに入れて本体に接続する。フォーマットをすると別ドライブとして認識する。
これに対して、ファイルを丸ごとコピーした。
※コピーの際にはHyper-Vサービスを停止させておく必要がある。
ケースはUSB 3.2 Gen2対応ではあるもののUSB2のケーブルで誤ってつないでいたため、理論値で480Mbpsだ。
いつもは充電で使っていたので気づかなかった。どおりで遅いはずだ。
今まではシリコンパワーの1TB SSDを使っていた。これをTeamの2TBに置き換えている。つなぎ方は全く同じで、マザボから出ているSATAの端子に直接つなぐ。いわゆるDASだ。
Crystal Disk Markで測定したデータを並べる。測定時はある程度データを書いてある状態で実施している。一般的に空っぽのドライブの測定をするといい性能が出るからだ。
ほとんどの測定値はシリコンパワー製が上回っているが、自分が使う用途でも仮想化環境では問題ないだろう。
SSDの価格はどんどん下がっている。今回は11,480円/2TBだったのだが、2018年に購入したTranscend SSD 240GBは5,300円余りだった。
当時は消費税率が異なるし、2TBものSSDは出ていなかったと思うので単純に2TBに合わせようとしたら、8倍か。つまり4万円超になる。
3DNAND による大容量化の貢献が大きいのだろうが、5年で1/4もの価格下落だ。今回はSSDが暴落しているという理由もあるが。
SSDはこれからも価格の下落は続くだろう。安価に性能のいいPCを自作できそうだ。
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