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USで起きた暴力事件を契機に発生した人種差別用語の見直しから、意外なところに影響してきた。
ここでは深く書くつもりはない。
意外に思ったのはディズニーランドのスプラッシュマウンテン。ここのコンセプトが
差別だという話があり、アトラクションを改装するのだそうだ。
なじみがない日本人から見ると意外に思えることも多くありそうだ。
そんな中、Linuxのオリジナル作成者であり現在もその方向性を統括する
Linus Tovalds氏がIT用語における差別用語を見直す旨、投稿した。
代表的な例は下記のもの。
サーバの冗長構成を作るうえで言われるのが、マスタとスレーブ(Master/Slave)。
意味としては主人と奴隷だ。いうまでもなく差別用語と言えるが、日本人は主従関係と
とらえている人が多いのではないか。
次いで、ファイアウォールの設定でよく使われるのが、ブラックリストとホワイトリスト
(blacklist/ whitelist)。これは黒人、白人という連想があるのだろう。
日本的には白黒決着をつけるような際に使う言葉に連想されるので、差別用語とは言えないかも。
スレッドの中で提案されているのは下記のようだ。まだ決定していないし、
これ以外の用語に落ち着くかもしれない。
master/slave→
この中では、サーバの冗長系を話すときにはprimary/ secondaryかな。
この呼び方はすでに使っていることがある。
blacklist/whitelist→
この中では、blocklist / passlistかな。
今回の話はLinuxの中だけが対象だが、Linuxが模範となってIT業界全体が倣うかもしれない。
動向に注目だ。
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