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自作メインPCのJisaku7がKP41問題に悩まされ約5ヶ月も使えなかった。
やっと使えるようになり、やり残していた性能測定をやった話。
Jisaku7がKP41問題でおかしくなる前に性能測定の最後にやろうとしていたが、
1週間で動かなくなって延期していた。
テスト内容は、Cyberlink社のPower Director14で以前作ったビデオの編集ファイルを
ただmp4に変換するだけの時間を比較した。
編集作業は人手がかかわるので測定しない。単にCPU、メモリ、ストレージを酷使しそうなテストだ。
出力するファイルは下記フォーマットとしている。
H264AVC 1920×1080 /120p (60Mbps)
書き出し先はssd のドライブ。OSはJisaku6/7どちらもSSDにある。
なお、Jisaku6はもともと使っているPowerDirector14で評価した。これはBDに附属していたものだ。
一方でJisaku7には新たに購入していないので、今回はPower Director18の評価版をダウンロードしている。
評価版なので、できたビデオの右下には透かしが入る。
題材は1時間40分くらいのビデオ。たまに静止画やアニメーションを差し込んでいるだけ。
完成すると41GBになる。
なお、ハードによる変換処理の支援がJisaku6にはある。Quick Sync Videoだ。
たしかIvybridgeあたりから入った機能と思う。CPUパワーに余裕があったので
内蔵GPUの場合に使えるようにした動画変換支援機能だ。
インテルCPUのみにあり、これ相当の機能はRyzenのJisaku7にはない。
PC MARK 10で比較しても性能はJisaku7の圧勝なのだが、もしかしてこのハードによる
変換処理が効いて、Jisaku6のほうが変換処理が速いのでは?っておもった次第。
早速測定する。
他のソフトウェアは全停止して、唯一タスクマネージャのみ動いている。
変換処理にかかった時間は下記の通りだ。バージョンが異なっているという点は忘れずに。
Jisaku6 (Core i7 6600K, 8論理コア,32GB) PowerDirector14 2:46:54 |
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Jisaku7 (Ryzen5 3600, 12論理コア,32GB) PowerDirector18評価版 1:36:00 |
Jisaku7はほぼ実時間と同じくらいで変換を終えた。一方でJisaku6は2倍弱も時間がかかっている。
PC MARK 10ではおよそ1.5倍のスコアになっていた。そこから考えると順当以上にJisaku7の
性能がよい。コア数が好影響しているのだろうか。
変換中のCPU等の状況をみたが、ほぼすべての論理コアを使い切っている。
一方でメモリは8GB程度だ。キャッシュに使えばもっと早くなると思うが。
このあたりはソフトウェアの最適化を待つしかない。
最近はあまり動画編集をしていないので速くなった実感はない。一方でやたら大きなExcelの
操作をすることは日常的にあり、Jisaku6よりもかなり反応が良くなった。
Jisaku6では行を追加すると数分待たされていたが、Jisaku7では1,2分で戻っている。
ちょっとしたものであればJisaku6では応答が遅くなるところ、Jisaku7ではほぼ待ちなしで
処理できる。性能が良くなり、事務作業が短くなる。いいことだ。
PowerDirectorはサブスクリプション版もあるので興味のある方はのぞいてみてください。
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