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自作PC7代目のJisaku7の調子が徐々に悪くなってきた。壊れると日々の作業に支障があるので、ちょっと早めだがちょうどセールがあったので自作PC8代目のJisaku8を作ることにした。
この連載は自作PCのパーツ選び、構築中のトラブル解決などを経て最後には使えるようになるところまでを書いていく。
OSのインストールができたので、必要なアプリケーション、ソフトウェアをインストールする。
Ryzen 5700Xで作ったAI対応自作PC Jisaku8についてのまとめはこちら。
以前は新しいPCを作ったり買うと、その環境構築が大変だった。PC間でレジストリ含めた設定情報をコピーする手段がなくて、仕方なく一からインストールしていた。
一からインストールすれば、便利にするために行った設定を持ってこれないことが多く、何を設定したっけ、とそこから考えて再設定する。そういうことの繰り返しだった。
そう考えると、WindowsのデスクトップはWindows365のようなクラウドにあって、ハードウェアに左右されないように永続的に利用環境が保証される、そういう仕組みのほうがいいよなぁ、と考えたりもする。そうすると自宅に置くPCは比較的貧弱な仕様のPCでいいのでやり方いよっては安くなるかもな。
と妄想はさておき。
最近はPC間で引っ越す、つまりアプリケーションそのものや設定を引き継いでくれる便利なツールがある。
以前、ノートPCを購入したときにご依頼いただいてレビューしたEaseUS様のTodo PCTransはその一つだ。
どういう製品なのかは下記記事に書いてあるので興味がある方は参照を。ここではそれを使ってアプリケーションの移行をしてみた。
このPCTransを新旧のPCにインストールして、リンクする。
これにより、旧PC(今回は自作7代目のJisaku7)にインストールされたソフトウェアを検索し、移行するものを選択できる。丸ごと移行もできるが、新しい環境では不要なソフトウェアもあるので、選択してみた。移行といっても旧PCから消えてしまうわけではないので、旧PCもそのまま使用できる。
ただし、注意点がある。
オープンソースやフリーウェアのものはいいのだが、マイクロソフトのOfficeのようにライセンスが必要な有償ソフトウェアはコピーして両方で使えるようにするとライセンス違反になる場合がある。ライセンスでインストール台数や同時使用台数が決まっていると思うので必ず確認すること。
今回はOfficeのライセンスは、Jisaku5の解体によりOffice2013が利用可能になったので、これを使う。Jisaku7には異なるバージョンをインストールしていたので移行対象外とする。
まず2台のPCでPCTransを起動し、今回は新PCをJisaku8、旧PCをJisaku7に設定する。
自動で探してくれる場合もあるが、見つからない場合は片方からPC名なりIPアドレスで探せばよい。
リンクが確立すると、旧PC側で移行対象のソフトウェア一覧を表示する。
今回はファイルやアカウントは移行しなかった。アカウントは自分のものしかないので移行するまでもなく、ファイルは古いものはOldフォルダに移動したりするので手作業で行っている。
アプリについてはまだ注意点があり、対応済、非対応、既存の3つの分類がある。対応済はPC Transで移行できるということだ。非対応は移行できない。そして既存は同じものがすでに新PCにもあるので移行不要ということだろう。
なお、PCTtransはフリー版もある。5アプリしかできず、いくつかのアプリは対象外になっているが、お試しにはいいだろう。
この写真ではZoomがPro版でしか移行できないとわかる。
移行するアプリを決めて転送を開始する。アプリ数にもよるが1時間ちょっとで転送は終わる。この間もPCを使うことはできる。
同じことを手作業でインストールしていたら1日でも終わらなかっただろう。らくちんだ。
FFFTPのサーバ情報もコピーされており、追加設定はほぼしなくてもJisaku7でやっていた作業をJisaku8でできるようになった。
では除外したOfficeのインストールをしておこう。
以前も同様のことをやったのでその記事を参考にしてインストールする。
無事インストールできた。ただ2013なので近日新しいものを購入しないといけないなぁ。
実行した時はわからなかったのだが、いくつかのアプリがうまく動かないことがわかり対応に手間取った。
次回は性能測定。
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