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auから今までのサービスをさらに一歩進めた、通信と金融の融合サービスが発表された。その名も「マネ活」。
9月から提供が開始される。ここではどういうサービスか見ていこう。
ずっと使っている auについてのまとめはこちら。
KDDIからauの新しい料金プランである「auマネ活」が発表された。簡単に言えばKDDIが提供する通信サービスのau、銀行のauじぶん銀行、証券のauカブコム証券など様々なサービスを利用している度合いに応じてユーザにポイントなどで還元するものだ。
通信各社は通信のシェア争いをこれ以上できないほどグリーンフィールドはなく、現状はパイの奪い合いだ。このため各社は数年前から金融サービスを強化している。
ドコモはdカード、dポイント、ソフトバンクはPayPay、楽天は元から楽天市場とのシナジーだ。
KDDIも例外ではなく上述のように三菱UFJ銀行と協業のauじぶん銀行。auカブコム証券は子会社にしてしまったのかな。それからauPAYと先進的なサービスをいち早く入れるソフトバンクと同等かそれ以上の勢いだ。
今までは通信も金融も提供してきたがどちらかといえば両方やっているだけで、まとまったサービスではなかった。そしてついに融合されたサービスが登場した。
まず通信。使い放題MAXと同じく、データ使用料無制限のプランになっている。キャリアはauなので、通信速度は問題ない。
そして金融サービス。上述のようにauじぶん銀行、auカブコム、auPAYカードをフル動員していろいろなポイントや割引がある。
1つずつ見ていこう。
自宅のインタネットサービスをauひかりにすることでauスマートバリューが適用される。1,100円割り引きになる。
持っているだけで頂けるものはない。
auPAY決済時にポイント還元率を1%上乗せ。
まずauPAYカードを持つことで300円がauPAY残高に還元される。
auの通信料金をauPAYカードで支払うと、200円がauPAY残高に還元される。
auPAYゴールドカードをauの通信料金支払いに利用すると、12か月限定でポイント還元率を最大20%上乗せ。
auPAYゴールドカードをauPAYのチャージに利用すると、ポイント還元率は1%。
auPAYゴールドカード決済時のポイント還元率を1.5%に上乗せ。これは通信料金以外も対象。
auじぶん銀行ウェブサイト内でau IDの登録が完了していれば、口座を持っているだけで300円がauPAY残高に還元される。
また通信料金の支払いにauじぶん銀行の口座引き落としを利用すると、200円がauPAY残高に還元される。
円普通預金の通常金利に年0.05%(税引前)を上乗せ。現状は年0.001%なので年0.051%になる。
auPAYゴールドカードユーザは、円普通預金の通常金利に年0.10%(税引前)を上乗せ。現状は年0.001%なので年0.101%になる。
なお、auじぶん銀行が提供する「auまとめて金利優遇(au PAY 連携、au PAY カード引落とし、auマネーコネクト)の特典とあわせると、円普通預金金利が合計最大年0.30%(税引前)になる。
定期預金でもキャンペーンでもないのにこんな金利になるのはなかなかない。
投資信託の積立の引落とし方法にau PAY カード決済を利用した場合に、ポイント還元率を1.5%に上乗せ。
au PAY ゴールドカードユーザでauカブコム証券のNISA口座を保有するユーザは、ポイント還元率を12カ月間限定で合計最大3%(13カ月目以降2%)に上乗せ。
詳細は下記赤線部分を参照。
auを使っているユーザでかつ、金融ーサービスをauじぶん銀行、auPAYカード、auPAY、auカブコム証券に集約している人にはメリットが多い。
逆にこれらの金融サービスを使っていない人には使い放題MAXでしかない。
KDDIはポイント還元でお得と金融サービスに誘っているのだろう。
そうであればもう一歩進めて、銀行口座残高が100万円ならauの通信料を3,000円引く、1,000万円ならauの通信料は無料にする、くらいやってもいいだろう。
上記のサービスはみな、auの通信サービスを使っているか、auPAYカードを持っているかという点ばかりだった。相互補完してもいいと思う。
ソフトバンクや楽天がこれと似たサービスをぶつけてきそうだが、こんなサービスが出てくるかもしれない。
この手法って長らく楽天だけが守ってきた牙城な気がする。KDDIのサービスでその牙城を崩すヒントが見つかった。そういう気がする。
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