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NANDフラッシュメモリ大手であり国内に残る数少ない半導体メーカのキオクシアが、2023年度の第3四半期の決算を発表した。
2,540億円の赤字となり、会社発足以来の最大の赤字となった。
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キオクシアは東芝のNANDフラッシュ事業が分社し独立した会社だ。東芝の中にいた時からよく言われていたが、半導体は景気に周期があり、いつも一定ではない。つまりとてつもなくもなく儲かるときもあればその逆もある。2年ほど前から後退期に入っており、昨年はNANDフラッシュの冬の1年だった。
おかげでSSD1 1TBを1万円を切る価格で買えた。
そしてこのニュースだ。WDとの合併話が流れ、赤字は止まるところなし。
しかし投資を続けていかないと先の好調機に乗れない。巨額投資が付きまとう業界だ。
先日も巨額投資に対して、WDと共同で当たり、政府の補助金も出るとニュースがあった。
そして発表では3Qの決算2,540億円の赤字になった、という。
半導体のうちメモリを生産するサムスン、ハイニクス。マイクロン、WD、キオクシアのどれもが2023年度は赤字の見込みだ。
これでNANDフラッシュの冬は終わったのだろうか?あるいはメーカの供給過剰により解消されず、メーカが淘汰されるきっかけになるのだろうか。
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