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NANDフラッシュメモリ大手であり国内に残る数少ない半導体メーカのキオクシアが、同業のWDとの合併交渉を進めていたが昨年秋に決裂した。
株主であるSKハイニクスの反対のためという。
合併の目がなくなったと思っていたが、ここにきて再度合併交渉が始まりそうという話が出ている。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
前回尾記事はこちら。
8月末に合併交渉完了に向けて両社は進めてきて、10月末に決裂したとニュースになっていた。
NANDフラッシュの価格の下落でSSDを買うユーザは低価格になって大喜びだが、製造するキオクシアは赤字に苦しんでいる。
このため合併をして経営を立て直したかったようだ。
それから半年。今度はキオクシアの間接的な株主であるSKハイニクスも交えて合併交渉を再開しそうという。
報道によれば、4月下旬から合併交渉を再開するようだ。
前回の交渉では間接的な株主である、韓国のSKハイニクスの同意を得られなかったため、決裂したそうだが、今回はSKハイニクスも交えるようだ。
もしかしたら日米韓の企業の合併になるのかもしれない。
SKハイニクスといえば、キオクシア側には複雑な思いがあると思われる。
株主であるファンドに出資しているため間接的な株主であると同時に、10年前の産業スパイ事件の当事者だからだ。
当時の日経の記事によれば、
その前にも特許侵害で訴訟になったこともあり、キオクシアとSKハイニクスの関係は決して良好とはいえないようだ。
しかし、近年は上述のように株主になっており、有効に進めようとしているようだ。そういえばSKハイニクスも東芝が不正会計で傾いたときにWD同様にメモリ事業を買おうとしていたっけ。
まずは5月上旬にどういう話になったか、動向を待とう。
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