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SoftBank on LINEあらためLINEMOのサービス内容が公表された。
ソフトバンクについてのまとめはこちら。
2月18日に配信で発表された。
その概要をまとめるとこうなる。
出典:オンライン発表会 以下同じ
詳細を見て行こう。
最初はCOOの椎葉氏から説明があった。
さらにY!mobileからは5Gに対応するiPhone12/ iPhone 12 miniを2月26日から発売するとアナウンスがあった。
12月の発表からおよそ2ヶ月。今回正式な名称が発表され、サービスの内容も公表された。
その名はLINEMO。LINEモバイルをベースにするという12月の発表からあまり外れない名前になったようだ。
てっきりSoftBank on LINEって長いけど正式名称だと思っていたのだが。。。
その特徴は12月とほぼ同じ。
サービスについてソフトバンク常務執行役員の寺尾氏から説明があった。
ソフトバンク自身は今後も基地局への投資を続けていくと宣言。2030年度は6Gが始まっている想定で、
35万局を目指すという。
12月の発表からpovoの発表を意識したのか、あるいは本当にSNSの声を意識しただけなのか、
サービス内容を若干変えている。
SNSの声として挙げられたものは、「音声通話定額は標準では不要」というものだ。これはpovoの
サービス内容が出たのででてきた声という気がする。
今どき通話は携帯電話回線ではなくLINEを使う。そういう人が多いのだろう。自分はそうではないが、
世間では多いようだ。このため今回の正式発表では音声通話定額を外し、povoと同等のサービスに変えてきた。
音声は従量制として、月額2,480円となった。LINEで音声通話する人にとってはこれで十分だろう。
一方でオプションが不明瞭だったが、5分定額を含めて以下の図のオプションが提供されることになった。
価格はahamo、povoと同じだ。注意すべきは、LINEMOもキャリアメールは提供されないこと、
MNP転出手数料はソフトバンク内だけでなく他社含めて無料となった。
12月に公表されたように、LINEMOの特徴はオンラインで手続きが完結するという点だ。
契約時にオンラインであることの制限となるSIMの提供と本人確認。これらをeSIMとeKYCという技術で
克服するとしている。
これらを組み合わせることで最短で1時間程度で開通させる計画とのことだ。
なお、明確な説明ではなかったが、eSIMでない従来のSIMでもLINEMOを利用できるようだ。
さらにYahooの親会社であるソフトバンクならではのコンテンツが、LINEだ。
新サービスの名称にも入っているLINE。日本中で知らない人のほうが少ないであろう、チャットツールであり
電話、ビデオ通話アプリである。最近は仕事用のLINE WORKSなんてものも提供しているようだ。
そのLINEが3月にYahooと経営統合する。このため、LINEはソフトバンク傘下の会社になり、今回ソフトバンクの
サービス名称にLINEが使われているのだが、新サービスにもLINEは深くかかわっている。
例えば先ほどの契約だが、LINEを介して契約ができるようになる。これはahoamo、povoにはない画期的な話だ。
LINEを使い慣れている人にとって契約をサクッとできることは嬉しいだろう。
このシナジー効果を最大限に利用するため、LINEMOでは12月の発表当初からLINEに関するパケットは
ノーカウントにすると宣言している。もちろんすべてではないだろうと思っていたが、今回その対象が
明確になった。チャット、音声通話、ビデオ通話と現在月240円の有料サービスであるスタンプである。
スタンプは夏から提供とのこと。
クリエーターズスタンプが使い放題になる。
LINEの現状についてLINEのCSMOである舛田氏から説明があった。
LINEのスタンプ利用回数、音声通話などの利用は下図の通り。巨大なインフラになっている。
最後に登壇者の記念撮影。
ahamo、povoもテレビCMが始まっているが、LINEMOも即日開始となった。LINEモバイルからの流れで
女優でありゲーマーの本田翼さんが登場する。なお、発表会に対するメッセージも流れた。
ahamo、povoと異なりLINEMOはキラーコンテンツであるLINEを持つ。LINEを前面に押し出したサービス
として売るつもりだろう。LINEの知名度は言うまでもないので、今後LINEと連携した独占的なサービスが
出てくると他社のサービスから一歩抜きんでる可能性が出てくるだろう。
但し気になるのは、ソフトバンク自体の通信品質だ。
最近どうなのかはわからないが、数年前にユーザに聞いたら電波が入らないという事を言っていた。
それから基地局の増設をやっているので改善されたのであろうと想像するが、そうであってももともと
電波の割り当て自体がMNO4社で不公平である。この点が根本的に変わらない限りは、つながらないという評判が
なかなかなくならないのではないかと思う。
LINEのヘビィユーザであれば、パケットがノーカウントになる本サービスは非常に魅力的だ。
LINEによる日常的な家族、友人とのコミュニケーションではパケットを消費することがない。
パケット20GBは丸々他の用途に使えるので、映画や音楽を楽しむこともできるだろう。
でもLINEのヘビィユーザが雪崩を打ってLINEMOに殺到するかというと、そこまではいかないのではないか。
おカネがかからない、でも端末の選択肢が少ないとなれば話が変わってくる。今回はそこまで説明がなかった。
今後あるのかな?あるいはどんな端末でもソフトバンクにつながるものはOKなのかな。
LINEMOサービス開始まであと1ヶ月。ahamoは1か月半。povoはいつからか?MNO戦国時代。
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