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マイクロンが3D-NAND方式の層数を増やした製品の出荷を開始したと発表している。これによりSSDの容量はどうなるのか考えてみた。
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マイクロンはNANDメモリの容量増加を支える3D-NAND方式について、従来の176層を232層に増やした製品の出荷を開始した。
これは他社が行っていない世界初なのだそうだ。
発表によれば従来製品の176層のNANDと比べて下記が優れているという。
これらにより性能と電力消費効率が向上するという。なお、14.6Gb/mm2の容量だそうだ。
176層の現行品が4TBのSSDで使われていると思われる。現行のSSDでは他社だが16TBだ。
2.5インチSSDのフォームファクタのうちNANDに使える面積を半分としよう。
2.5インチSATAの機器は100.35㎜ x 69.85mmのようだ。面積は7,009mm2となる。
先ほどのマイクロンの発表の中にある数字を使うと、51173Gbを実装できることになる。制御用のビットもあるだろうから仮に1バイト=10ビットとすると、5TBになる。
仮に2.5インチの箱の中で2段にすれば10TB、3段なら15TBになりそうだ。さらに集積度を上げてTLCをQLC、さらにPLCにすれば、20TB位届きそうだ。
M.2の場合は面積が狭いのでここまではいかないと思うが、現在の4TBが上限に見えたものが8TBくらい行くのではないだろうか。
HDDではまだ50TBのドライブは出てきていない。やっと20TBだ。いよいよSSDが容量でもHDDを超える日が来るのかもしれない。
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