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みずほ銀行の度重なるトラブルの原因の1つであったデジタル口座への移行作業を、みずほ銀行は2022年は停止すると発表した。
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みずほ銀行は2021年初頭に、デジタル口座を発表した。
デジタル口座とは、1年間通帳記帳がない口座を対象に自動的に移行する先として用意された。
みずほe-口座というこの口座は紙、つまり通帳を使わない口座で、何がメリットかというとユーザにではなく銀行側にランニングコストを低減する効果があるから、みずほ銀行はやりたかった。
通帳が必要な普通の口座は、通帳がいっぱいになれば新しい通帳を発行しなければならない。
その通帳に入出金を印字するATMは通帳の詰まりに備える必要があるし、インク代もかかる。
そもそもATM自体の費用が掛かる。なにからなにまで費用が掛かる。
今まではそれが普通だった。ところがインタネットの普及によりスマホを誰もが持つようになり、通帳がなくてもいいのではないかという人も現れてきた。
ユーザ本人が通帳なしを選ぶのは構わない。でも銀行が勝手に決めて、勝手に移行するのはどうなのだろう。
若い世代は文句は出ても渋々受け入れるかもしれない。
でもお年寄り世代で、スマホを持たないような方々にe-口座になったから、以後は通帳には書かないよ、と言われてもな。
あと10年、20年経ったらお年寄りも普通にスマホを使っているだろう。でも今はまだだ。
自分の親にこれをやって、といっても使いこなせると思えない。
そしてこのe-口座移行作業を行った2月の作業が、度重なる障害の1つになった。
月末なのに大量の月末処理と関係ない処理=デジタル口座移行処理を行って、自滅した、という。
金融庁に指導されたのか自主的な判断か分からないが、2022年の自動以降はしないこととしたそうだ。
できれば、e-口座は再度仕切り直したほうが良いと思う。
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