スポンサーリンク
ドコモのahamoから始まった携帯電話料金の低価格化競争。
ソフトバンクに続いてauを飛び越してMVNOに飛び火した。
MNO(キャリア)、MVNO、SIMフリーのまとめはこちら。
日経に記事が掲載されている。
確定しているのは既報の日本通信の1980円プラン。今は16GBだが今後20GBになる。
これに対抗したのか、HISモバイルが20GBで2,000円以下のプランを検討しているようだ。
HISといえば旅行代理店。旅行に合わせたSIMで売り出していたが、肝心の旅行がコロナウィルス禍で
さっぱりな状況だ。テコ入れのために旅行以外のエリアに進出するのだろうか。そこは真っ赤な
レッドオーシャンしかないのだが。
一方でヤマダデンキとU-NEXTが展開するyuモバイルはU-NEXTの動画配信を込みにしたプランを
検討している。
そして自分も使っているmineo、IIJmioも新プランを検討しているそうだ。
今後の動きを注視したい。
以前も書いているが、ドコモなどのMNOに3,000円で出されるとMVNOは勝負にならない。
MVNOはより安価なデータ専用プランなど特定用途に向けたプランを用意するしかない。
上の記事でも書いているが、ユーザとして思うのは下記がすべてだ。
データ通信の速度はドコモに及ばない。
データ消費量は同じでも同じ画面が表示されるまでにかかる時間は大きく違ってくる。
MNOのサービスに慣れた人がMVNOに移るとおそらくここを一番の不満点に持ってくると思う。
つまり、遅い、つながらない、だ。ここが解決しない限り、1,000円くらい安くなってもいらない、と言われかねない。
ahamoの半額以下なら、遅くてもいいから大容量を使いたいという、有線環境がない
ユーザの需要はありそうだがな。
今回の報道はまさに1,000円くらい安いというもので、通話料金、データ通信容量が仮に
同じであれば、迷うことなくMNOの提供する速いサービスを使うだろう。
1,000円安くデータ通信容量が倍で有れば選択の余地はあるが、自分は月40GBも必要としていない。
20GBでいいから1,000円にしてほしい。今は3GBで1,000円くらいなので、およそ1/6のコストダウンを
MVNOはしなくてはいけない。これはかなりの難問だ。
データ通信容量が20GBもあれば、1台で何でもやれてしまう。複数台を使い分ける機会は少ない。
そうすると多くの人はahamoなどMNOのサービスに絞ってしまい、MVNOに出番はないだろう。
2021年は廃業、撤退するMVNO業者が多くなりそうだ。どうなる、MNO戦国時代。
PR