スポンサーリンク
2016年に構築したNASサーバの容量が足りなくなり、バックアップを移動して容量を確保することした。
そのための新たな機器選定の話。今回は性能測定。
LHR-4BRHEU3についてのまとめはこちら。
使えるようになったので、まずは性能測定。
いつものCrystal Disk Markで測る。ホストはSkylake Core i7-6700Kの自作メインPCであるJISAKU6。
背面のUSB3.0コネクタにさしたハブに付属のケーブルを使ってUSB3.0でつなぐ。
この状態で測定した結果。
Queue Depth 32のシーケンシャルReadが、187MB/s、Writeが104MB/s。1.4Gbps程度か。
USB3.0の規格が5Gbpsなので、まあまあか。
ベンダの商品ページではRAID0構成のシーケンシャルReadで250MB/s、Singleで180MB/sと書かれている。
RAID5によるパリティ計算はWriteのときに必要だがReadではSingle同様に読み出すだけと思うので、ベンダの測定値とほぼ同じだ。
見落としていた。
NAS4Freeのメリットである重複排除を使って、バックアップはサイズを小さくしていた。NAS4Freeにコピーする際に転送速度が出ず悩んだりしたが、それは重複排除するためだった。
新しいBackup-USBには当然そんな機能がないので、移動すると消費する容量は増える。
NAS4Freeの管理画面を見ると、実際には5.49TB必要なところ、3.88TBで済んでいた。
1.5TBくらい重複排除と圧縮で助かっていた。27%程度容量を節約できていた。
新たに買ったが、これではすぐに枯渇しそうだ。早めにZFSのシステムを増量しなければ。
5.5TBのバックアップデータのコピーに、37.8時間かかった。途中止めながら実施したので、若干のロスがあったかもしれない。
40Mb/s程度の転送速度であった。
約320Mbpsであるので、USB3.0ではなく2.0程度の速さだったことになる。送り出す側が重複排除や圧縮を展開する処理を行うためのロスが効いていたのだろう。
Backup-USBは、普通に外付けドライブとしてWindowsから見える。
RAID構成などは最初のハード設定のみでソフトで行うものは全くない。フォーマット作業もOS標準の機能で行うくらいなので、1ドライブの外付けドライブを使える人は皆使える。
4本のうち、1本ドライブが故障した場合(RAIDのデグレード状態と呼ぶ)は、壊れたドライブを特定し(多分前面のLEDに表示される)、電源を落としてから交換する。電源を入れて起動すると内蔵ファームウェアが認識し、デグレードになったRAIDの修復(リビルド)を開始する。
おそらく3TBのSATAで30時間くらいか。
SATAでなくSASやSSDにすればもっと速いと思うが、コストパフォーマンスを考えるとこの構成が最適なのでここは我慢。めったに電源を入れない予定なので、壊れる可能性は低いと思う。しかし磁性体が飛んでしまわないか若干心配。
高速なバックアップ先として構築したNASサーバ、NAS4Freeの容量不足にコールドストレージとしてUSB接続のRAID5外付けドライブを追加した。
使用頻度が低いのでコストパフォーマンスが良く、データ保護と容量のバランスの良いRAID5で利用できる機器を選択した。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
PR