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HDDの大容量化競争は熾烈で、新しい技術を極めて次のステップにのぼろうと3社が激烈な競争をしている。
3社の1つのSeagateが部材メーカと組んで次世代記録技術の共同開発をすると発表した。
ストレージに関するニュースのまとめはこちら。
HDDの部材メーカである昭和電工が発表したニュースリリースによれば、Seagateと共同でHAMR,熱アシスト磁気記録方式のHDD用メディアを開発する。
新しい技術に対応するには記録するメディアの方も材料を変えたりするが、HAMRでは熱を加えて記録する面積を極小化するので、磁気メディアの材料を変えるのではないかと思う。
昭和電工の発表をそのまま引用する。
当社が開発したFePt新磁性体および当社とSeagate社が将来共同で開発する同磁性体を評価いたします。この協業により、両社のHAMR対応HDD関連技術の開発スピードを一層加速いたします。
FePt、つまり鉄とプラチナの化合物の薄膜を円盤に塗り付け、そこに熱を与えながら磁界をかけてN/Sのビットを記録させていく。非常に小さなエリアで1ビットに対応するので、ヘッドを作る技術も相当なものであるが、磁性体がそれに対応する粒度で記録できないとヘッドをいくら微細化しても意味がない。
ヘッド、磁性体、それからサーボモータ。このあたりの技術がぴったりあって、次世代の大容量HDDが作られるのであろう。
わが自作PCであるJisaku7は6TBのHDDを2つも積んでいるのになぜか最近空き容量が急速になくなっている。
8TBを買おうとしたら納期が遅い、しかも高いであきらめた。さて、どうやってしのぐか。
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