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ドコモが先日NTTレゾナントを吸収合併するとニュースが出たが、OCNのプランを含めた料金プランの見直しが発表された。
政府による携帯電話料金値下げ圧力がなくなったためか、実質大幅な値上げになっている。
ドコモについてのまとめはこちら。
ドコモは従来はドコモの旧来のプランであるギガホなどと、ネット専用プランのahamoを提供してきた。
これに系列のOCNモバイルONEがMVNOとしてサービスを提供してきた。
OCNモバイルONEを運営するNTTレゾナントを吸収合併したので、素直に
の3階層で料金、サービスプランを構成するのだろうと思っていたが、違った。予想とは反対に悪いほうに。
ドコモはギガホとOCNモバイルONEを終了し、代わりにeximoとirumoを開始する。サービス開始は7月1日。
ではeximoとirumoの詳細を見てみよう。
ギガホなどを廃止して、eximoを開始する。そのサービス内容は旧来のギガホとあまり変わらない。
eximoは使用したデータ量に応じて月額料金が段階的に上がるサービスだ。ただし一番上になると無制限になる。
一番下の1GBまでの利用の場合は月額4,565円。一番上の無制限は7,315円。
MVNOは最近は3GBで800程度なので、5倍くらい違う。音声サービスは大差ないはずなので、データ通信のスピードがきっと5倍なのだろう。
料金はもちろん割引がある。条件は3つでそれぞれで割引がある。
これらすべてに該当したら割引された月額料金は2,178円~4,928円。およそ2,400円の割引だ。
問題は2つ。
みんなドコモ割は3回線以上だ。3年くらい前ならそういう家庭が多かったと思うが、2年縛りがなくなりネット専用プランができた今、家族全員がドコモを使うなんて相当減っただろう。
減額してもネット専用プランより高いので、あえてこれを選択したい人は高くてもいいユーザだけではないだろうか。
もちろんドコモ品質のエリアの広さ、スピードを期待できるが、ahamoでもそれは得られる。20GBまでならeximoを使うメリットは、ドコモショップのサポートがあること、ではないか。
その一方でirumoはOCNモバイルONEをドコモに吸収したプランのようだ。OCNという名前がなくなり完全に消滅している。
ただし料金プランには面影がある。
irumoの場合はデータ量が500MB~9GBまでと幅広い。ただしOCNモバイルONEと比べてプランの自由度は減ったようだ。選べるデータ量は500MB、3GB、6GB、9GBしかない。
ただしこっちも値上げが見えている。500MBは550円だが、3GBは2,167円。9GBは3,377円だ。
OCNモバイルONEでは3GBは990円、10GBは1,760円なので、倍以上だ。
irumoにもeximo同様の割引がある。
ただし、みんなドコモ割はカウントされても割引はない。従い、割引の最高は1,287円/月だ。
これを適用できたらOCNモバイルONEと同等の月額料金になるが、え、OCNモバイルONEは割引なしで上記の価格だったんだけど。
ドコモの戦略は時々わからないものがある。
そういう時は1年程度で戦略が見直されて元に戻っていた。
XperiaとGalaxyだけ優遇した施策を実施して、他の会社が撃沈したこともあったっけ。
今回の変更はユーザ側を全く向いていないのは明らかだ。残念ながらドコモに余計なお金を払いたくない人はahamoか他社に移るしかなさそうだ。
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