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【総務省データ】携帯電話事業者新プランのシェア 2023年3月

 

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【総務省データ】携帯電話事業者新プランのシェア 2023年3月
 

総務省から1月末時点の新料金プランの移行状況が発表された。
MVNO、MNOについてのニュースのまとめはこちら。

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概要

MNO各社は2021年から新料金プランを発表した。新料金プランとは当時の政府が強力に進めた携帯電話料金の値下げ要請にこたえたものだ。
月額料金だけでなく、2年縛り、解約料金などもこの時に撤廃された。
 
2年経って新料金プランがどうなったかを総務省がまとめて発表している。下記リンクで参照できる。

かいつまんで説明する。

新料金プランへの移行状況

2年経って新料金プランの契約ユーザは5,000万契約を超えた。1年前は3,300万契約で伸び率は鈍化した。

新料金プラン MNO MVNO 移行状況 総務省資料

新料金プラン MNO MVNO 移行状況 出典:総務省 以下同じ

おそらく新料金プランに移行する人のほとんどは移行してしまったので移行する契約が残っていないのであろう。
5,000万契約は全携帯電話契約の1億4,704万の33.9%にあたる。

ここでいう、新料金プランとは、下図のMNO,MVNOの料金プランのことだ。
ドコモのahamo、auのpovo、ソフトバンクのLINEMOだけでなく、IIJmioのギガプラン、mineoのマイそく、日本通信の合理的みんなのプランなどMVNO各社のプランも含まれている。

新料金プラン MNO MVNO 移行状況 総務省資料

新料金プラン MNO MVNO 移行状況 総務省資料

安くなったか?

そもそもも目的は安くすることだった。新料金プランで安くなった実感はあるのか。次の問いに対する回答があるのだが、半分強しか安くなった実感はなく、しかも安くなった金額は1,000円未満が32.3%となっている。

新料金プラン MNO MVNO 移行状況 総務省資料

新料金プラン MNO MVNO 移行状況 総務省資料

もともとそれほど使わなかった人が新料金プランにしてもあまり効果がなかったということだろうか。
一方で1,500円~2,500円安くなったと答えた人は23%いて、4,500円以上安くなった人は9.8%いた。
前者はMNOのそれまでのプランを20GB容量のコースに変えるとこのくらい安くなり、後者は楽天モバイルで無制限になったことによるユーザだろう。

月3GB未満のユーザに対してはもともと月額料金が高くなかったので安くなった実感は薄く、20GB以上使うヘビーユーザには大きく安くなった実感があるようだ。

難しかったオンライン手続き

新料金プランの特徴はネットで完結し、店舗でのサポートがないというものだ。(一部例外あり)
このためシニア層には障壁が高い。一方でインターネット通販に慣れている若者~働く現役世代には、難しいことはない。回答でも60%もの人が難しいことはなかったと回答している。
そもそもシニア層は新料金プランを選択しない。店舗サポートがなくなったら困る世代だ。今の現役世代がシニアになる20年、30年後はネット完結型のサ-ビスは普通のものになっているのだろう。アンケート結果も変わってきそうだ。

感想

5.000万契約にもなっていることは意外だった。今後も増えていくだろうが全契約の半分以上にはならないだろう。
政府の圧力がなくなったことでこれ以上の価格低下はないと思われる。あとは値上げがされないか不安が残る。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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