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2020年3月4日更新
既報の、楽天モバイルによるDMM.com買収の話。
楽天モバイルについてのまとめはこちら。
以前も楽天モバイルは他社を買収した。一世を風靡した、FREETELだ。
2017年11月に楽天に事業が譲渡されている。
報道によれば、楽天は23億円を支払い、MVNO事業と固定インターネットサービス「DMM光」を買収する。
現在のユーザにとって変わるのは、9月以降に付与されるポイントはDMMポイントではなく
楽天ポイントになるということ。料金などは当面据え置きだろう。
買収によりMVNOの24万件の契約が楽天に入る。
少し古いデータだが、2018年12月末の総務省の集計では、MVNO契約数の総数は2036万回線。
全体の中でMVNOが占めるのは11.5%。
現状では桁が違う状況だ。仮にMVNO契約のユーザ全員が楽天のMNOに移行してくれたとしても
一番少ないソフトバンクの1/10のユーザ数しかいない。
今はソフトバンク傘下のワイモバイルになってしまった、かつての
「第4の」キャリア、イーモバイルが、最後のころに300万回線だったようだ。
イーモバイルも回線数が少ないため、多数の独自性を打ち出して何とかやっていこうとしていたが、
結局は3大キャリアに飲み込まれてしまった。楽天とイーモバイルは同じ状況ではないが、
よほど魅力的なオファーがない限り、この契約回線数のバランスが劇的に変わることもないだろう。
あるとしたら、(妄想で書くが)
こういうサービスがあって、品質に問題がなければ自分は回線買い増しではなく、
auから乗り換えるかもしれない。
ドコモがMNOとMVNOの両立ができるのかと指摘したり、ファーウェイに対する制裁があったりで、
楽天モバイルのMNOとしての船出はまだ不透明なところが多い。
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仮に10月をもってドコモが楽天モバイルのMVNO事業を締め出して、
全ユーザがMNOに契約を切り替えるようにしたとしても、
料金が据え置きにならない限り全員は残らないだろうし、
また楽天モバイルのMNOが東京を除くと初期はauのローミングで行われることにより、
今までの端末が使えなくなる可能性があること、電波の入り方が変わることで、
契約を解除するユーザも出てくるだろう。
もしかしたら424万ユーザの維持どころか、半減するかもしれない。
その受け皿はおそらく他のMVNO事業者となるだろう。
楽天モバイルのイーモバイル化が進まなければいいが。
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