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楽天が条件付きながら翌日配送を打ち出した。条件に合えば決まった時間までの注文は翌日配送される。7月1日開始。
運送業の2024年問題が叫ばれる中でのサービス改善は何があって実現したのだろう
日本のECをリードしているのは、楽天とamazonであることに異論はないだろう。
楽天は20世紀末、Amazonは21世紀初めに通販を開始し、徐々に事業を増やしてきて、今やどちらも巨大企業だ。
楽天はモバイル通信、金融に手を伸ばし、Amazonはクラウドコンピューティングや生鮮食料の通販を手掛ける。
日本では楽天が先に通販事業をやっていて、その頃は自分にとっては代わりはいくらでもある、一つの通販会社だった。
ちょうど近所の本屋が潰れてなくなり、Amazonが送料無しで送ってくれることを知った。本を買うのはAmazonでと、頻繁に買うようになった。その頃は送料はかなり高額な購入でないと無料にならなかったと思うが、Amazonは一冊から無料だった。(今は非プライム会員は3,500円以上の購入で無料)
楽天もまけじと色々なサービスを追加した。カード、銀行、証券と巨大な企業になったが、楽天市場が店が参加するモール形式であることは開始当初と変わっていない。
翌日配送などは各店のサービス内容に従うため、Amazonの長所に追いつくことはなかなかできていなかった。
楽天の強みは多彩な店舗の集合だが、そのために配送は各店舗が行っており、配送時間がばらついていた。
一方でAmazonでも最近はマーケットプレイスがあり、Amazon以外の販売者がAmazonに配送を依頼して販売する方法がある。以前、楽天で注文したものがAmazon から届いて驚いたことがあるが、何のことはない。その業者はAmazonの配送センタを楽天で受注しても使っていたのだ。
楽天もamazon方式を採用するようだ。いつだったか忘れたが楽天の決算報告で配送センタを作っているという報告があった。この方法はamazonそのものだ。
同じ配送センタ形式をとれば、翌日配送も可能になるだろう。最終的にユーザ宅に配送する運送会社をどうするか、と言いう点をクリアできればだが。
Amazonは大量の荷物をさばききれずに佐川、ヤマトが撤退した。今は別の運送会社やアルバイトのような形で個人が配送をしているようだ。
楽天はどうなのだろう。佐川やヤマトと話をつけていれば問題はなさそうだが。またAmazonとの差は、3,980円以上の購入で送料が無料になる点だ。
AmazonはPrime会員ならいくらのものでも翌日配送になっていた。例えば100円程度のものでも別便になれば分割して配送することになり、それだけ配送する荷物を増やした。
楽天はその点、最初から高額な閾値であり、Amazonのようなことにはなりそうにない。これなら大手運送会社も契約してくれそうだ。
7月1日から、税込み3,980円以上の購入で送料無料あかつ下記条件で翌日配送になる。
ただし対象の商品、対象の場所に住んでいる場合になる。これは結局配送センタに近いところに住み、配送センタに在庫があるかということだろう。
楽天が条件付きながらAmazonと同じ土俵に登った。
同じ日に届くのであれば、早くほしい人が選ぶ基準はどちらが安く買えるか、在庫があるかになっていく。
楽天はポイント〇倍が充実しており、実質購入価格は安くなる。
しかしAmazonは海外のよくわからない製品の取り扱いも多く、しかし安いので安くするなら利用価値がある。(PCのケーブル類は中国メーカのものの方が半額以下ということもある)
自分なら、
と使い分けていくかな。
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