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楽天モバイルがau網を使ったローミングを縮小すると発表した。
楽天モバイルについてのまとめはこちら。
2020年4月から本格的に始まった楽天のMNOサービス。
サービス開始当初は都心のごく一部のエリアのみだったが、東京は2021年3月末までに東京都内のほとんどのエリアを自社網に切り替えている。残るのは楽天の電波が届かない特殊な場所のみと思われる。
一方で大阪、奈良は2020年10月から切り替えを開始し、2023年3月末までに切り替えを終える予定だ。
他に2021年4月より下記府県でも切り替えが始まっている。
宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、兵庫県、広島県、愛媛県、福岡県
そしてこの10月から下記23県でも切り替えが始まった。一部は2023年3月末までに切り替えを終える。
北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県
どこかの会見で三木谷CEOが「ローミングに金銭負担が重い」と述べていた。
ローミングは他社と提携して他社網を使わせてもらう物なので、当然だが他社に対して費用を支払うことになる。
今は5GB/月までは無料で使えるのだが、仮に500万回線がすべて5GBを使うと毎月25PBという事になる。
PB(ペタバイト)はTBの1,000倍だ。
1GB=仮に500円の支払いとすると、1回線で2,500円、500万回線で12.5億円だ。
さすがにここまで払っていると思っていないが、こんな負担が予想されるビジネスモデルではやっていけないだろう。
現在はモバイルの投資のために楽天グループの経営は赤字に転落している。楽天銀行を上場させて資金を調達する動きがあるようだ。
自社網整備の負担とローミングの負担。この2つの負担を何とかするために。自社網整備を前倒しで進めている。
冬の発表の時の画像だが、2021年夏に人口カバー率96%をめざしていた。
この目標は2021年内に延期されたが、着実に進められていると思われる。
早くローミングの負担を無くして、自社網の整備と新たなサービスに投資していってほしいものだ。
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