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【Scansnap】自炊用スキャナ ScanSnap S1500の活用(3) 本対策の準備

 

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【Scansnap】自炊用スキャナ ScanSnap S1500の活用(3) 本対策の準備
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Windows10のあるバージョン更新から自炊用スキャナのSansnapが使えなくなった。
その後いただいた情報や調べたりもしたが、いまだ本対策はできていない。暫定対策のまま。
その他の周辺機器のまとめはこちら。

  
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前回の記事からの変化

前回の記事はこちら。

1年半近く前に書いたものだが、状況は何も変わらず、今でもScansnap S1500を使う方法は下記の通りだ。

  1. S1500をWindowsタブレットのYOGA Tablet2に接続
  2. あとは普通に切り離した雑誌などを取り込み

自分の場合はさらに下記も実施している。

  1. 取り込んだPDFはOne Driveを経由して自作PCに送り込む
  2. S1100用にインストールした新ドライバ付属の管理ソフトで検索可能なPDFに変換

これをするには前提条件がある。

  • YOGA Tablet2の残ストレージは少な目。28GB中残りは3GB弱。
    YOGA Tablet2 ディスク容量

    YOGA Tablet2 ディスク容量

  • Windows10のバージョンは旧ドライバが動くもの。Yoga Tablet2は1909を使っている
    YOGA Tablet2 バージョン

    YOGA Tablet2 バージョン

そもそもの問題

なぜ新しいWindowsではS1500を使えなくなったか。
理由は2つある。

  • 古いドライバをインストールできない。
    古いドライバはWindows10にも対応していたが、Windowsの仕様変更でインストールできなくなった。どういう理由なのかはわからないがインストールできない。
  • 新しいドライバではS1500を認識しない
    逆に新しいドライバ(S1100用に入手している)ではS1500をサポート外にしている。発売から十分な年月を経たためPFUが生産終了、サポート終了したため、新ドライバでもサポート外にしている。

どっちのドライバでもS1500を使うことができない。このため、旧ドライバを使える古いWindowsで使っているのだ。
Yoga Tablet2は約10年前のWindows8が出たころのWindows Tabletブームで発売された製品。CPUはAtomなので何らかの処理をさせるにはつらい。取り込む時間を短縮したいのだ。

暫定対策でも使えているが、Windows10のバージョンがすでにサポート切れになっており、褒められた状況ではない。できれば最新の状態で使いたいところだ。
このため、最新のWindows11を入れている自作PCのJisaku7かメーカ製PCのDell Inspironで使いたい。

対策案の実施

ブログへのコメントや検索してわかった情報をまとめる。2つの方法で対策した人がいるとわかっている。

1 Windows8互換モードでドライバをインストール

コメントでいただいた方法だ。これは一番先に思いつく方法だ。

Windows7リリースの頃から、前世代のドライバやアプリケーションの互換性問題があった。このため作られたのであろう。
前世代のWindowsみなしの環境を用意し、その中で動かす方法だ。

2 TPMを切って認識させる

こちらはWindows11特有の問題の対策だ。
Windows11ではご存知のようにTPM2.0対応が必須となった。このため、対応するCPUの世代が限定されている。
このTPMはセキュリティ上重要なモジュールではあるが、どうもこれがWindows7世代のドライバと相容れないようだ。このため、一旦BIOSでTPMの設定を外して起動。スキャナを認識させて、再度BIOSでTPMを有効にする。再起動すると、これで認識するという。

さあ、トライ

まず1の方法。
旧製品のドライバをアンインストールして、互換モードでインストールする。やってみたPCは、第6世代Core搭載の自作PCのJisaku6と、第8世代Core搭載のDellのノートPC。Jisaku6はWindows11対象外の世代のCPUなので、回避策でインストールしたものだ

Windows10 互換モード

Windows10 互換モード

しかしどちらも結果はおなじで、接続修復ツールを実行すると「動作環境に異常があります」と表示され、正常にインストールできない。
Scansnap ドライバインストール エラー

Scansnap ドライバインストール エラー

続いて2の方法。
BIOSでTPMを切って認識させて起動。スキャナを認識させてから再度BIOSでTPMを有効にする。その後認識した様だ。
しかしこの方法では認識せず。
Dell InspironのBIOS設定を変えたが、SSDが暗号化されているようだったのでInspironはこれ以上やらず。

Dell Inspiron BIOS TPP

Dell Inspiron BIOS TPP

Jisaku6はBIOS設定してTPMを無効にしてWindowsにログインできたがやはりドライバのインストールはできず。

うーむ。

PFUに直談判

お手上げなので、PFUに旧ドライバのソースコードを公開するなど何らかの対応ができないか確認した。
結果は辛いものであった。

長年ScanSnapをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
S1500のサポート終了では、ご不便をお掛けしておりますことを
お詫び申し上げます。
いただきましたメールには、S1500の想いが詰まっていると感じております。

大変心苦しいところではありますが、ScanSnapの更なる発展のため、
S1500のサポートは終了させていただきたいと存じます。

もうサポート終了を決めて数年たっているので、いまさら何もできない、ということだろうか。残念。

今後の対応

何故他の人の環境ではインストールできているのに自分のところではできないのか。
もしかしたらインストールが成功した人はごく一部なのかもしれない。他の大多数はインストールできないのかも。
だから今でも毎日のようにS1500の記事はアクセスがあるのかもしれない。

次にやれるのは、仮想マシンにWindows10か11をインストールして、そこにS1500をつなげるよう互換モードで旧ドライバをインストールしてみるかな。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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