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SONYがいきなりゲーミングブランドを立ち上げて参入することになった。
PC、周辺機器に関するニュースのまとめはこちら。
SONYはご存じプレステ、プレイステーションで世界中にゲームのプラットフォームとゲームソフトを提供している。
一方でPCについてはかなり昔から参入していた。古くはSMC-777、HitBitがあり、21世紀はVAIOだった。しかし経営の傾きからPC事業の終息とするため、本体から切り離しVAIOブランドをそのまま社名とした会社になった。
したがってすでにSONYの中ではPCはやっていない。PCをやってないから周辺機器もやってこなかった。
しかそ昨今のe-SPORTS人気のためだろうか、あるいはPS5に対応するディスプレイが必要だからだろうか。PC製品がないにもかかかわらず、周辺機器だけ販売すべく参入した。周辺機器専業のメーカというと大手の電器ではほかになく、思いつくのはバッファロー、アイ・オー・データくらいか。
SONYのことなので勝てると見込んで参入しているはず。だからゲーミングに特化した分野の製品にしたのだろう。
ブランドの名はINZONE。新たな製品が発売される。
今後のことはわからないが、今回発表された製品は現在のSONYのポートフォリオにあり、現事業とシナジーを持つことができるものだ。
1つはディスプレイ。もう一つはヘッドフォン。どちらもSONYが得意とする、Audio Visualに関するものだ。
では概要を見ていこう。
テレビのBRAVIAで有名だが、ブラウン管時代も「トリニトロン」有名だったSONY製品。ゲーミングではどういう製品がでるのだろうか。
当初はM9とM3の2製品が出る。数字が大きいほうが一般的に上位機種だ。
どちらも27インチ、IPS液晶。表示は10億色、応答速度は1ms、INZONE HubというPCソフトウェアが添付される。
インタフェースはDisplay Port1.4、HDMI 2.1x2、USB-Cで接続できる。
違いは解像度でM9が4KでM3がフルHDだ。リフレッシュレートはM9が144Hz、M3が240Hzだ。
これだけ見るとかなりのハイスペックだ。M9の価格を見てもそうだろうと思える。
またKVMに対応し、2台のPCについてUSBケーブルをディスプレイにつなぐことで画面、キーボード、マウスを2台のPC間で切り替えて利用できる。
KVMは昔からあるものだが、最近はディスプレイに機能を持たせることが多くなってきた。2台目のPCが配信用など目的も持って設置されることが多くなったためだろう。
さらに直近の需要としてありそうな、プレステ5対応のモードだ。今でも一般的に販売されているディスプレイではリフレッシュレートの点でプレステ5に対応していないものが多く(PCには不要な機能だ)、商機があるのだろう。
一方でSONYの得意なサウンド、音楽分野はマイク付きヘッドフォンから始まる。
ヘッドフォンは3種類あり、共通なのは立体音響とPCソフトのINZONE Hub対応ぐらいか。上位2機種であるH9とH7の共通機能は、2.4GHzあるいはBluetoothによるワイヤレス接続、充電しながらのプレイも可能。バッテリはH9は32時間、H7は40時間。
最上位のH9はノイズキャンセリング機能を持ち。
特徴はBluetoothではなく、プレステ5で対応している2.4GHz帯のワイヤレス接続だ。Bluetoothももちろんいいのだが、遅延やマウスなどを使用時にブツブツと切れることがある、プレステ5はそれを回避しているようで、専用のヘッドフォンが必要なのだな。
INZONEが売れるブランドになったら、カメラなどほかの機器も出てくるだろう。他に何があるかな。
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