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Ubuntuといえば、Linuxで昨今ではCentOSとは人気を二分するディストリビューションだ。毎年2回新しいバージョンを提供しているがこのほど最新バージョンがリリースされたのでインストールしてみた。
社会を支えるインフラになったLinuxのまとめはこちら。
Ubuntuは上記のようにCentOSと人気を二分するLinuxのディストリビューションだ。過去にはいろんなものがあったがいつのまにか淘汰されて、元気があるのはこの2つとあと少しかな。安定性で選ぶとこの2択になる。
CentOSがRedHatによるRHELのクローンプロジェクトであるのに対して、UbuntuはDebian系でUKのCanonical社が中心に支援して開発されている。半年ごとにバージョンアップされ、さらに2年ごとにLTSという5年サポートのバージョンが提供される。(LTS版でない場合は、サポートは9か月。)
直近のLTSは20.04であり、次回は22.04になるだろう。5年のサポートが魅力で製品として採用される例もある。
UbuntuはCentOSとはいろいろ異なるので、慣れていないとすんなり使えない。例えば下記が違いだ。
この他構成するパッケージが異なっているがそれは同じCentOS系列でもある話なのでここでは書かない。
UbuntuのWEBページからダウンロードする。画面上部のDownloadをクリックして選ぶ。デスクトップ版、サーバ版があるが、今回はサーバ版を試している。
出典:Ubuntu WEBページISOファイルをダウンロードして、Hyper-V上で仮想マシンを構築した。
CPUコアは2、メモリは2GBで構築している。今回はインストールのみ実施した。
まずは仮想マシンを起動する。CentOSとは全く異なる画面構成。ほほう。そういえばこんな感じだったな。
まずは言語を選択する。サーバ版には残念ながら日本語はないのでEnglishにしておく。
続いてキーボード配列を設定する。これが狂うと思ったキーを入力できないので注意。Identify Keyboardで自動検出できるようだが、仮想環境のせいなのか日本語キーボードにはならなかったので手動で設定する。
続いてネットワーク設定。DHCPであれば問題なくできそうなのだが、固定IP設定にしようとしたらあれ、と思う。SubnetとAddressがあるが普通と逆順だしどういう設定すればよいのだろう?いろいろ試すがうまくいかず探してこういう設定であるとわかった。今回の仮想サーバはIPアドレスに192.168.0.185/24を設定している。この場合、この図のようにSubnetに設定をする必要があるようだ。
Proxyの設定があるが今回は何もしない。
続いてアーカイブのミラーを設定する。以前はこういう物はなかったし、CentOSでもないので何を設定するのが適切かわからないが、デフォルトのままとした。
続いてストレージのパーティション配置の設定。カスタマイズしないし暗号化しないので、デフォルトのままとした。
次も同じくストレージの配置。デフォルトで流す。
実行するとストレージ上のデータが消えるので最終確認。どこのOSでも似たような表示がされる。
ユーザの登録をする。上記のようにUbuntuではrootはログインできない初期設定になっているのでrootのパスワード設定はここでは行えない。root権限を持てるユーザの登録を行う。唯一のユーザなのでパスワードを忘れるとOSインストールからやり直しになるので注意。早めに別のユーザ登録をしたほうがよい。
OpenSSHサーバを使う場合は、ここでチェックすることでインストールできる。とりあえずチェックしてインストールする。
インストールするパッケージを選択できる。使うかどうかわからないがコンテナなどいれてみた。
そしてインストールが開始される。終了すると下のReboot Nowを選択して再起動する。
ネットワーク設定で躓くことがなければ15分~20分程度かな。
Ubuntuは以前仕事で使っていた。久しぶりだ。使い勝手についてたまには調べておきたいと考えている。
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