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今更ながら、Windows10Mobile(以後、W10Mと省略)スマホを買った話。
さよなら、Windows10 Mobile。Nuans Neoについてのまとめはこちら。
エンハンス終了を宣言されたWindows10Mobileを使いたくて、
ヤフオクで半年ばかりマウスのMadosma Q601を買おうとしていた。
なかなか希望の価格で買えず、範囲を広げてトリニティのNuans Neoも
対象にしたところ、まぁまぁの価格で落札できた。
すでにマイクロソフト幹部から今後のエンハンスはなく開発終了という
アナウンスが出ており、サポートはあと1年を切っている。
セキュリティアップデート以外の更新はないのに買ったのは、
Windows10が成功しているなかで、なぜモバイルは失敗したのか。
やはり、ソフトなければただの箱なのか。
Contiumという秘蔵の武器を投入してもだめだったのはなぜなのか。
そのあたりを知りたかったのだ。
マイクロソフトはPCでは王者として君臨してきた。
しかし、モバイルに関しては時の王者の後塵を拝していた。
Palm、iOS、そして今はAndroid。
どんなに新しくリニユーアルしても、シェアを逆転することはなかった。
軽く歴史を振り返る。
組み込み用途で作られたWindowsの派生バージョンで、カーナビ、
POS、ゲーム機、PDAなどに使われた。
CEとは家電を示すConsumer Electronicsの略といわれており、
マイクロソフトがWindowsの裾野を広げるために考えたのだろう。
自分もかつて持っていたが、NEC製のモバイルギアという巨大なPDA
(キーボードあり)を当時のDDIポケットのPHS回線でつないで、電車内でメールを見たりしていた。
大きかったので目立っていただろう。
PDA用のOS。
サイズは今の6〜7インチぐらいのスマホと同じくらいだろうか。
粗い液晶画面を使ってスケジュール管理などができた。
途中で名称がWindows Mobileになり、ウィルコムのあの名機W-Zero3が生まれた。
(自分も持っていた。探せばまだあるはず。)
Blackberry系の物理キーボードを持つ割と大きな端末で、本体裏面をスライドさせると
キーボードが出てくる。
これもPHS回線だった。
当時はデータ通信を携帯電話でやると従量制のためとんでもない料金になったので、
安いPHSが使われていた。
その後はイーモバイルなどからHTC製を中心にいろいろ機種がでたが、
iPhone、Androidの台頭で弱小勢力からは抜けられなかった。
それまでのOSを大幅に変えて、iPhone、Androidと競合する端末にするために策定されたのだろうか。
Windows7の登場とともにアーキテクチャの一新を図ったのだろうか。
本当のところはどうなのかわからないが、マイクロソフトがノキアを買収して
進めようとしたモバイル戦略であった。
Windows Phone8.1以降はUWPに対応し、WindowsPhone上でWindowsPCと共通の
アプリケーションを使えるようになった。
国内では一部の端末しか発表されなかったが、海外では主にノキアががんばって
売っていたようだ。
Windows10の登場でさらにプラットフォームを一新し、Windows 10 Mobileになった。
さあこれで、アプリケーションはPCと同じものを使え、端末メーカの確保も
できてマイクロソフトはシェアを取ろうと思ったのだろう、多分。
ヤフオクで未使用品、フリップケース付きを購入。
でかいダンボール製の化粧箱2つが届いた。
1つが本体でもう一つはフリップケースだ。
右の本体側を開封。
中には紙で作られた本体の置き場所と、うなにか入っている薄い箱が重なって、
帯のようなものでくるまれている。
ダンボール箱の中でガタつかないように考えられているようだ。
輪をずらして抜き取るとそこには本体置き場の箱と、もう一つの何かか入っている箱。
本体は今時はない、ずっしりとした重さを感じる。
150gなので、moto g6 plusより軽いのだが、分厚いので重く感じるのか。
箱の中身は、USB-Cケーブルだった。
マニュアルらしきものもなし。
普通、EULAなどの印刷物くらいあるけどなあ。
フリップケースのダンボールを開封。
中にはケースだけが入っていた。
本体をケースに早速はめてみる。
純正のケースを使うのは初めて。
きっちり作られたものだからなのか外せない。困った。
まだ保護フィルムが貼ったままなのに。
聞いていた通りの分厚さ。
Xperia XZ1とケースのまま比較しても大差なし。
重さもまあまあある。
決して最近流行りの薄くて軽いスマホではない。
底面はUSB-Cのコネクタのほかに、左からヘッドホンジャック、マイク、
USB-Cコネクタを飛ばして4つ穴のスピーカ、ストラップホールがある。
右側面は左から電源ボタン、音量小と大。
カバーの上からはこう見える。上面、左側面はなし。
本体は若干の突起があるだけのスイッチで、指で操作するには難しい。
ケースありきなのだな。
ケース側の裏側はそれなりの仕組みがあるので、3rdパーティ製のケースでは
使いにくそうな感じがする。
裏面は電子マネーなどのカードを置くスペースがある。
Felica、NFCはないので、電子マネーのカードをここに置くことを想定しているようだ。
右上はSIMカードとマイクロSDカードのスロット。
SIMカードは最近は見かけない、ナノではなくマイクロSIM。
ナノを変換するアダプタがついている。
まずは充電から。
電源オフのまま始めたが、しばらくして見るとなぜ起動している。
設定がまだなので、言語選択画面になる。
電源ボタンを長押しして、下にスワイプ。
これで電源オフのはず。
しかし、すかさず起動が始まり、また同じ画面で止まっていた。あれ?
ネットを検索したら、充電中になると自動で起動する特殊な機種のようだ。
今まで当たったことがなく、驚いた。
仕方ないので、充電しながらセットアップ作業を進める。
続く
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