スポンサーリンク
在宅勤務を続けているこの時期に、WiFiルータが故障した。
さてどうしようかと考えて対策していった記録。
無線LANについてのまとめはこちら。
WiFi6メッシュルータであるtp-linkのDeco X20を設置したのは2021年の夏。以来、ほとんどの日々を在宅勤務で利用し、必要に応じて子供の学校、おけいこ、塾のリモート授業も受けている。なおかつ妻も家で仕事するので、WiFiは我が家ではなくてはならない存在だ。
もちろん、わが家では有線LANを各部屋に配線しているので、それを使う手もある。自分は無線の不安定さが嫌なので自作PCは有線接続なのだが、メーカ製のノートPCやスマホ、タブレットはWiFiだ。ノートPCもいまや有線LANのコネクタを持っていない機種が多くなってきた。
そんな2月のある日。在宅勤務中に急に電波が消えてしまい、切断した。
慌てて調べたが、リビングに設置したDecoX20の子機が電波を発していないようだ、としかわからない。
子機の電源を再投入しても現象が変わらず。
LANケーブルの抜き差しでなぜか復旧した。
(我が家はイーサネットバックホール機能を使って、2Fに設置したDecoX20親機と子機間を有線LANで接続している。)
何が悪かったのだろう?
分からないまま数日後に再発し、同じ手順で復旧した。
怪しい。何かがおかしい。でも調査する暇がないのでそのまま放置。
在宅勤務のPCには有線LANポートがあったので、しばらく有線LAN接続で過ごすことにした。
1週間後ぐらいだろうか。再発したので、同じ手順で復旧させようとしたが、この時は復活しなかった。
ん!これはまずいのかも。
直感的に思ったが、2Fの親機も故障したのかと思い、確認しに行く。なんと親機もダウンしている。
スイッチでゲームをする息子も仕事する妻もネットにつながらないと苦情。
親機についても同じ手順で復旧を試みたが、復旧しない。
故障確定!!
現代社会はインターネットなしでは生きられない。
それを痛烈に感じたのがこの時間帯だ。どういう事で感じたか紹介する。
なにしろスイッチのゲームの多くはネット接続が前提になっている。特に多人数のプレイヤが参加するゲームはそうだ。ゲームをするためにはインターネット接続が前提だ。
しかしスイッチには有線LANのコネクタがない。最新の有機EL版の方にはあるが、うちにあるのは初代機種だ。
変換コネクタを買えばできると思うが準備していない。
そもそも我が家から無線LANが消え去ることを想定していなかった。
妻はアップル信者なので仕事にMacを使っているが、最近のMacはデスクトップでも無線LANを備えており、有線LANのコネクタから遠いことからMacを無線LANで使っていた。
このため、仕事に支障が出ていた。
自分の方は有線LANでつなぐようにしていたが、有線LANは全て一旦DecoX20親機に集約されている。イーサネットバックホール機能を使うにはこの構成にするしかなかった。
このため親機がダウンしたので、有線LANも停止した。
もしかしたらWANである光ケーブル、フレッツ光の問題かもしれない。そうおもったが、その場合はDecoX20の管理画面だけにはアクセスできるはずなので、それもできない以上はDecoX20の問題だろう。
長期化すれば、ネットバンクへのアクセス、通販の発注など生活にいろいろ影響がある。
一番困るのは在宅勤務とリモート授業だ。これは絶対避けないといけない。
無線LNルータが壊れるという経験をした諸兄も多いことだろう。
実は我が家ではこれが初めてだ。
壊れた、電源再投入では直らない。
さて、どうしよう?
簡単に思いつくのは、代わりの無線LANルータを用意することだ。
仕事であれば、緊急に復旧しなければならない機能は冗長構成といって、2つを設置して壊れたら自動検知して切り替えてサービスを継続する仕組みを設置する。これで急にハードウェアが壊れても短い時間で復旧できる。
仕事であれば、サーバ側にNICをを2つ用意し、これらをチーミング設定する。チーミングとは別名キャリアアグリゲーション(CA)で、物理的に2本以上のケーブルで構成されている接続を1つに見なす機能だ。
これら2本をそれぞれ別のネットワーク機器につなぐことで、ネットワーク機器のどちらかが故障しても片方のルートで接続しているのでサービスを継続できる。
でもこれには高価なネットワーク機器やサーバが必要であり、民生用のPC、スマホ、ゲーム機、無線LANルータにはそんな機能はない。
じゃあ、我々はどうしたらよいのだろう?
そんな時は、予備機を手元に置いておけばよい。仕事でも緊急で交換するようなハードウェアは、使っている場所に予備機を置くものだ。
予備機といってもDecoX20をもう一式買っておいたわけではない。DecoX20に置き換えるまで使っていたWiFi5の無線LANルータをそのまま手元に置いておいたので、これを戻しただけだ。
DecoX20に置き換えた当時、使わないけどWiFi5対応なので中古で売ればいくらかにはなるかな、と思っていたが忙しかったりコロナウィルスが流行っていたので売らずじまいだった。これが奏功した。
箱に収めていたWiFi5ルータのtp-linkのArcher C7を引っ張り出し、LANケーブルに接続。
電源につなげばこれで使えるようになった。
設定は削除せずにそのまま箱に入れていたので、何も設定しなくてもつなげられた。
このままでは高価なWiFi6ルータにかけたお金が損だ。購入時の書類を見ると、3年保証と書かれている。
製品に自信を持っているのだろう。
このため販売店に連絡を取って、修理に出すことにした。期末が近いので長くなるかもと言われたが、2週間くらいで戻ってきたと連絡があった。
ある程度予想していたが、DecoX20は新品になって帰ってきた。包装のビニールがとられていない、本当に売り場で売っているのと同じ状態の新品だ。
なぜ予想していたかというと、症状から調べるには1時間2時間では無理と思っている。
一方でそれを調べる人の作業単価を考えると、この調査に何時間もかけてられないというのがメーカの本音だろう。
このため、明らかに原因がわかるようなもの、たとえばコネクタ破損とかケーブルの異常でなければ原因不明とみなして、新品交換したほうがメーカとしては安上がりだし、ユーザの満足を得られる。
同じような故障が頻発すれば、根本対策しなければ利益がなくなる。重い腰を上げるのだろう。
単発であれば交換してしまうほうが早い。そう思っていた。その通りになった。
自分の好奇心からすれば、故障の原因を知りたいのだが。。。残念だ。
新品なので、かつてやった設定を以前の記事を見ながら行う。
まず親機の設定はこちら。
設定は在宅勤務やリモート授業がない時間帯を選んでやる必要がある。結果的に自分以外は寝ている時間帯に実施した。
無事復活。でもまた数か月後に壊れたりしないかと一抹の不安。
PR