【Windows11】24H2が正式リリース どういう機能があるか調べてみた
最終更新:2024年10月9日
投稿:2024年10月10日
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10月になってWindows 11 24H2がリリースされたとニュースがあった。
どういう機能なのか確認する。
Windows10/11についてのまとめはこちら。
Windows 11 24H2のリリース
初夏にリリースされたCopilot+PCで先行リリースされたというが、やっと一般にも公開された。
マイクロソフトが公開している情報からどんな機能があるかを確認しよう。
リリース機能
24H2のCopilot+PC専用機能
40TOPSの処理能力を持つNPUを搭載したPCは以下の機能を使うことができる。
- ライブキャプション
オーディオとビデオのコンテンツを44の言語から英語の字幕に翻訳できる。
- Windows Studio Effects
ビデオ通話中に照明が自動的に改善され、ノイズが取り消される。
ペイントのコクリエーターでは、素晴らしいアートワークを作成することができる。 テキスト プロンプトを入力し絵を生成する。
- Auto Super Resolution (Auto SR)
より高い解像度でゲームが自動的にスムーズに再生される。
- Microsoft フォト アプリ
写真を再イメージ化したり、新しい画像を作成できる。
SMB関連機能
- SMB 署名要件の変更: Windows 11、Home、Pro、Education、および Enterprise エディションのバージョン 24H2 では、すべての接続に SMB 署名が既定で必要になった。
- SMB クライアント暗号化: SMB では、すべての送信 SMB クライアント接続での 暗号化の要求 がサポートされるようになった。
- SMB 署名と暗号化の監査: 管理者は、SMB の署名と暗号化をサポートするために、SMB サーバーとクライアントの 監査を有効 できるようになった。
- SMB 代替クライアントポートとサーバー ポート
SMB クライアントは、ハードコーディングされた既定値への 代替ネットワーク ポート を使用して、TCP、QUIC、または RDMA 経由で SMB サーバーへの接続をサポートするようになった。
- SMB NTLM ブロッキング例外リスト
SMB クライアントでは、リモート送信接続の NTLM のブロック がサポートされるようになった。
- SMB 方言管理
SMB サーバーでは、ネゴシエートする SMB 2 と 3 の方言の制御が サポートされるようになった。安全なバージョンのみ使うことが可能。
- QUIC 経由の SMB
TCP と RDMA の代替手段を導入した SMB over QUIC を利用可能。
- SMB ファイアウォール規則の変更
Windows ファイアウォールの 既定の動作が変更され、Windows Server ファイル サーバー の役割の動作に近づく。
ネットワーク
- Wi-Fi 7 サポート
- Bluetooth LE オーディオ サポート
他の機能
主に管理系の機能。
- アップグレード時のローカル セキュリティ機関 (LSA) 保護の有効化
承認されていないコードが LSA プロセスで実行されるのを防ぐ。
- 既定で無効になっているリモート Mailslot プロトコル
- ローカル管理者パスワード ソリューション (LAPS) の機能強化
- フォルダーの個人データ暗号化 (PDE)
フォルダーの PDE は、既知の Windows フォルダー (ドキュメント、デスクトップ、ピクチャ) の内容がユーザー認証暗号化メカニズムを使用して保護されるセキュリティ機能が提供される。
- Windows で保護された印刷モード
Windows で保護された印刷モードを使用すると、 デバイスは Morpia 認定プリンター用に設計された Windows モダン プリント スタックのみを使用して印刷できる。3rd Party製ドライバは不要になる。
- SHA-3 のサポート
SHA-3 ファミリのハッシュ関数と SHA-3 派生関数 (SHAKE、cSHAKE、KMAC) のサポートが追加された。
- ビジネス向けアプリ コントロール
App Control for Business (旧称 Windows Defender アプリケーション コントロール) を使用して、デジタル プロパティを悪意のあるコードから保護できるようになる。
- Windows の場所の機能強化
新しいコントロールが追加され、周囲の Wi-Fi ネットワークの一覧にアクセスできるアプリを管理できる。
- Sudo for Windows
Sudo for Windows は、ユーザーが特権のないコンソール セッションから直接管理者特権のコマンドを (管理者として) 実行する方法だ。
- オプションの更新プログラムを有効にする
毎月の累積的な更新プログラムに加えて、オプションの更新プログラムを使用して、新機能とセキュリティ以外の変更を提供できる。
- リモート デスクトップ接続の機能強化
接続バーの設計の改善
- エクスプローラー: 7-zip および TAR アーカイブの作成のサポート
削除された機能
噂になっていたワードパッドはやはり削除されたようだ。
更新方法
Windows Updateから更新できる。しかし今は不具合のため停止していると聞く。
下のリンクからISOファイルをダウンロードして更新することも可能だ。
windows ダウンロード マイクロソフト
新規インストールなら下の記事を参照。
更新の場合は全く同じ手順ではないが下の記事が参考になるかも。
自分は当面様子見かな。
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著者プロフィール
irvine
ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。